骨盤が前傾すれば骨盤は回旋する | ゴルフメモ帳

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体と頭を使っています・・81歳
Route463

「骨盤の前傾と骨盤の回旋」・・・

骨盤に関するこの二つの関係を知り得
たことは、ボールを正確に遠くへ飛ば
したいと願っているゴルフ愛好者であ
る私にとっての福音であった。


「前傾」とは、身体全体が前方に傾く
ことではなく、骨盤を斜め前下方向に
傾けることをいう。

なぜ骨盤を前傾するのか?

体の前下の離れたところにあるボール
を遠くへ正確に飛ばすためには、骨盤
を前傾した状態で、骨盤を回旋してス
イングするのが一番理に適っていると
言われているからである。

なぜならば、骨盤が前傾していれば、
あえてフェースターンをしなくても、
自然にフェースが返ってくれて、つか
まりの良いボールを打つことができる

からである。

反対に前傾がないと、上体が起き上が
って、インパクトでフェースが抜けた
状態になるので、つかまりの良いボー
ルを打つことは難しくなる。

二つ目の理由は、骨盤を前傾させない
と、骨盤を回旋させることができない

からである。

なぜ骨盤を回旋する必要があるのか?

ゴルフについていえば、高齢者や女性
にとっては、不器用といわれる骨盤を
回旋させたほうが、器用な手や腕を使
って振っていくより、多量のパワーと
安定性を得られるからである。

ミッシェル・ウイのアドレス、骨盤が
きれいに前傾されているね。

骨盤を前傾させて、骨盤を回旋させる
スイングを行うためには、何が一番大
切か?

私が思うのは、両膝が緩まないこと、
極端なことをいえば、両膝が動かずに
止まって見えるくらいでいいのでは。

膝が左右に動きすぎるときは、骨盤は
全く回旋できていないと思っていい。

ミッシェル・ウイの左脚(赤い色・・
股関節、太もも、膝、ふくらはぎ、足
首)に注目してほしい。

さて、ミッシェル・ウイのテークバッ
クからトップまでであるが、両膝をほ
とんど動かしていない。

改めてこれが大切なポイントである。

正拳突きの要領で、右腰を後方へ動か
しているだけみたいだけど、実はこの
動きによって、骨盤は前傾しているの
で、骨盤は自動的に回旋される。

骨盤を前傾していなければ、骨盤は回
旋させられないとは、これで証明され
たことになる。

骨盤が回旋すると、右股関節がグイッ
と引き上げられて股関節が締まる。

その結果、腰が45度、肩が90度回
り、右肩は後方に引かれて、捻転差が
45度のトップができあがる。

これ以降フィニッシュまでのスイング
において、必要とされる動力は、前傾
した骨盤の回旋力により生み出される
パワーであって、手や腕の力ではない
ことを肝に銘じなければならない。

次に、切り返しにおける、骨盤の前傾
と骨盤の回旋について、ミッシェル・
ウイの画像で見てみよう。

まずは、左膝である。

伸び上がったり、左へ流れたりせず、
アドレスの形を100%保持しており、
膝の緩みは全く感じられない。

この左膝の動きと形が必要なのである。

左腰を後方に少し動かすことによって、
骨盤が前傾しているので、骨盤は半自
動的に左回旋し、その結果、左股関節
がグイッと締め上がっている。

ここで大切なのは、自分の意思で骨盤
を回そうとするのでなく、腰を少し後
方に動かすことによって、自動的に骨
盤が回旋を行なっている点である。

さて、骨盤の回旋力に誘発され、引力
が働いて腕とクラブ(ヘッド)が画像
のこの位置までにスッと落ちてきてい
るが、決して手で下ろしてはいない。

切り返しの時、骨盤の回旋ではなく、
腕力でクラブを引き下ろしたらどうな
るか?

左膝が伸び上がって後ろに引け、それ
に引きずられて、上体が左に突っ込ん
で、アウトサイドインの軌道になるの
は必定である。

画面をもう一度見てみよう。

腰が正面を向き、肩が45度回わって
胸が右45度を向いている。

切り返しのこの段階で、ミッシェル・
ウイは、右45度の方向へ頭を下げる
動作を行っている。
(トップの画像と
比較すればよく分かる)

これは、インパクトで上体が起き上が
らないように、即ち骨盤の前傾が緩ま
ないように、念を押して更に前傾を強
化している
ようにも受け止められる。

しかし、トップでできた手首の角度が
保たれていないと、くら前傾をプラス
したとしても、ボールに当たる前に、
ダフってしまうので要注意。

インパクトではどうなっているか?

まず目につくのは、左脚(赤色)の形
である。

切り返しで、左腰を後方に少し動かす
ことによって、前傾している骨盤が回
旋し、その結果、左股関節がグイッと
締め上がっているのがよく分かる。

更に、アドレスで作られた緩みのない
左脚全体が全く崩されることなく保持
されているが、骨盤の回旋ハワーを受
け止められている証である。

左脚(赤色)が崩れたらどうなるか?

ゴルフにならないのは明白である。

右膝は左膝に寄ってきて、右のかかと
が少し浮きあがているが、地面につけ
たベタ足でもかまわない。

顔の向きについて見てみよう。

ひとつ前の切り返しの画像と比べてみ
ると、約30度近く顔面の角度が深く
なっている。

これが切り返しで行った前傾のプラス
アルファ(+1)の結果だと思う。

前傾を+1するだけで、ご覧のように
フェースは開いておらず、ボールをし
っかり捕まえられるのである。

左腕の時計を見ると、エースターンし
たようにも見えるが、私の体験からい
えば、それはやっぱり骨盤の前傾を
+1した結果じゃないかと思う。

次に、切り返しからインパクトまでの
間に何が行われていたのだろうか?

まずは骨盤が回旋し、その動きに同期
するように肩が動いたのだろう

言えることは、骨盤より肩が先に回っ
たということは絶対にない。

骨盤の回旋に同期し肩が回り、その肩
の動きに引っ張られた形で、肩にくっ
ついている腕とグリップ、クラブとヘ
ッドが動いてきたのだろう。

ここでも言えることは、グリップはク
ラブを握っているだけで、何もしてい
なかったということである。

つまりやったことと言えば、膝を止め
て、骨盤を回旋させただけ、肩、腕、
手、グリップ、クラブ、ヘッドは骨盤
の回旋に後から付いてきた、オーバー
に言ったらそういうことじゃないか。


次にヘッドとグリップがそれぞれどの
ように移動したかを見てみよう。

切り返し時、ヘッドは左肩の上(白丸)
にあり、グリップは右腰横(赤丸)の
ところにあった。

それがインパクトではどうなったか?

ヘッドがグリップを追い越している。

グリップが約60㎝動く間に、ヘッド
は恐らく約200㎝は動いたと思う。

この移動距離差差(タメ)がヘッドス
ピードを生み出している。

フォローの画像を見てみよう。

ここでも注目したいのが、インパクト
と変わらない左脚(左膝)の柔軟さと
頭の位置(目線)である。

これによって、骨盤の前傾と、骨盤の
回旋が維持できている。

これを見ても、スイング中動かないと
ころ、スイングの支点となる部位がな
ければならないことがよく分かる。

このようなフォローは、高齢者の私に
はなかなか難しいが、それでもなんと
か少しでも近づきたいものである。

フィニッシュはどうだろうか。

やはり左脚(赤色)に注目している。

後方から見た時、両膝がぴったりくっ
ついていれば、正しくスイングできた
と確認できる。

以上が、最近の練習から気づいたこと
のメモ書きである。

この歳になっても、こういうことに情
熱をもってチャレンジさせてもらえる
のは本当にうれしい限りである。

ゴルフ、万歳!!

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