ほんとに暑いです。
庭の植物を見ていても、強風やら真夏のような暑さやらで、さすがにかわいそう。
今日は、今年一番に咲いたバラ。
グラミス・キャッスル(Glamis Castle)
イングリッシュローズ・ブッシュ・四季咲き・中輪・1992年
白いバラが欲しかったときに「イングリッシュローズで白といえばコレ」というのが、このバラだった。
今は白バラの品種はもっと増えているけど、今でも白バラの代表品種だと思います。
香りはそれほど強くないです。とはいえ他のイングリッシュローズがとても香りが強いので、それと比べたらの話。
この丸っこい花が特徴。イングリッシュローズでこの形のバラは、丸いつぼみのまま開かないことがあったりしますが、この品種もそんな感じ。
咲くときれいな形で、かわいいです。それほど長く期間は咲かず、終わるとばさっと散ります。これもイングリッシュローズらしいところ。
実は、購入してからの3年くらいは、植えたことをちょっと後悔していました。
弱々しい枝だし黒点病でほとんど葉を落とすし、花もそれほど多くない。
確かに細い枝にも頑張ってつぼみをつけてくれますが、開かないことも多いし。
それが4年目をむかえた昨年の春から、急に雰囲気が変わってきました。
力強く勢いがあって、太めのシュートを伸ばして、たくさんの花を咲かせました。
突然株全体が盛り上がった感じ。これには驚きました。
そんなわけで、今ではお気に入りのバラの一つになっています。
今年も変わらず元気よく枝葉を伸ばしています。
とはいえ、コンパクトなバラに分類されることは間違いなくて、多分今後大きく育てても、高さ1mになることはないと思います。
多花性のバラであることは間違いなくて、春は房咲きになるし、春以降も次々と花を咲かせます。
細い枝をたくさん伸ばして、かなり細い枝にもつぼみをつけます。
自然に枝が混みあってしまうタイプなので、積極的に枝を抜いて風通しを良くするようにしてます。
つぼみはこんなまんまるボール。
ジュード・ジ・オブスキュアがなかなか開かないのを、育てている方はご存知だと思います。それとよく似てます。
手で開かせることがよくあります。そうでもしないと開かないのが多い。
意外と大きな花です。やわらかい花びらで、それに触れるのも好き。
ウチで一番に咲いたバラだけど、いっぱい咲いたら紹介しようと待っていました。
でも、この暑さで花がすぐ傷んでしまいます。ほんとに困った暑さ(+_+)
イングリッシュローズは、暑くなるとはっきりと花が傷むものが多い気がします。
でもクラウン・プリンセス・マルガリータとかアブラハム・ダービーが、今日の暑さで焦げたようにチリチリになっていたのに比べると、多少は暑さに耐えてくれるかも。
なんにせよ、暑さを避ける工夫ができるなら、してみたくなります。
偶然、まだ小さい株のグラミス・キャッスルを人から譲り受けたので、大きく育ってきた株の隣に植えました。そちらも確実に育ってきています。
無農薬で育てていますが、黒点病にはあまり強くないかな?
しっかりしてくるまで3年くらいかかったのも、それが原因かも。
時間はかかりましたが、今は安心して状態を見ることができるようになりました。
夏の間はつぼみを取るようにしています。多花性なので追肥も大事。
まだこれからも長くつきあっていきたいバラです。