ソルベット(西洋シャクヤク) | ぐんまの庭を目指して

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群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

今年はバラの開花も早かったけど、この花も早く咲きました。
今日はシャクヤクの紹介です。



西洋シャクヤク・ソルベット
ボタン科の宿根草。日本で育種された品種も多いけど、西洋シャクヤクは欧米で作られた品種で、花弁が多く華やかな物が多いです。
と言っても、私はシャクヤクの品種はほとんど知らないのですが(^^ゞ



バラを育てるようになってからも、シャクヤクはあまり興味がありませんでした。
ふと見かけた苗で一番安いのを買ってみたのが4年前。
鉢植えのまま咲いた、とても豪華なピンクの花の美しさに驚きました。



すぐに地植えしてみたところ、次の年にはひと回り大きくなってくれました。
さらにもう一株購入してとなりに植えました。今年はあわせて10輪くらい咲いてくれました。
花だけじゃなく、葉もたくさん茂らせて、花壇のグリーンとしても活躍してくれます。



上の写真で見ると、似た感じの別の品種の花が咲いているようにも見えますが、実は同じ株に咲いた花。
ピンクー白ーピンクの3段咲きになるときと、ピンクー白の2段になることがあるんですね。
花の大きさは同じくらいです。どちらもかわいいじゃないの。
どちらの咲き方になるかは、こちらではコントロールできないので、運しだい?



豪華で大きな花。よっぼどの大輪のバラでも、この豪華さにはかなわないと思う。
開き始めは地味で、普通のフロリバンダのバラくらいの感じなのに、いっぱいに開ききったら突然この姿になります。
この姿を一度見たら、きっと心をつかまれて「また来年も見たい」と思ってしまう。
それくらいのインパクトがあります。



中心部分のピンクが小さくなると、この2段咲きになるのかな?
株の成長や肥料の具合によって、変化するのかもしれない。
これはこれで可愛らしくて好きです。株の個性でピンクの色が濃かったり薄かったりするようです。写真を撮ったときの光の当たり方もあるかも。



つぼみはこんなまんまるボール。
あんなに豪華な花になる感じには見えない。開き初めも花は小さいです。
花が開いて大きくなると、重さで倒れるかもしれないので、ウチでは目立たないように横からおさえています。



つぼみになっても、途中で成長が止まってしまったものもありました。
以前も報告しましたが、虫に食べられてものもあります。
食べられたのはしょうがないけど、そうじゃないのに咲かないものがあるのが難しいところ。
とても大きな花をつけるので、おそらく全部のつぼみを咲かせるエネルギーが足りないのだと思います。なので、植物自身が咲かせるつぼみを選んで、それ以外のつぼみへ栄養を送るのを止めているのだと思います。

シャクヤクの育て方を調べてみると、
・肥料をたくさんあげる、さらに
・咲く花の数を制限する(つぼみを取る、茎を切ってしまう、など)
とするのが一般的なようです。確かにそうするのが模範的な育て方だと思います。

ウチではほったらかし。でもこうしてちゃんと咲いてくれます。感謝。



無農薬で育てていますが、虫も病気もほとんど気にしたことがありません。
ぐんまの暑さ寒さでも、なんの問題もなく育ちます。
シャクヤクは、うどんこ病になる方もいるらしく、他の品種ではウチでも確かに葉がちょっと白くなっているものがあります。
けど、このソルベットは今のところ大丈夫。とっても丈夫です。


左上に見えているのが開いたばかりの花。大きさが違って見えます。


たくさんあるシャクヤクから、偶然この品種を選んだのは幸運だったと思います。
ただ一番安いシャクヤクだった、という理由だけなのに(;^ω^)
この後、いくつかの品種を購入してみました。
でも、今はこのソルベットが一番キレイだし育てやすいと思う。

だいぶ大きくなったので、そろそろ株分けを考えないといけないかも。
秋9月くらいが株分け適期らしいので、その頃に株分けすることにしたいと思います。
さらに株が増やせるかな?(植え場所ないかも・・・)

とっても優秀なガーデンプランツだと思います。おすすめです。

◯ソルベットの育て方まとめ
・とっても丈夫で大きな宿根草です。地植えがおすすめ。
・バラと同じくらいの肥料をあげてる感じ。十分咲きます。
・日当たり大事です。あまり咲かないときは場所を移動するのがいいかも。
・花が終わっても、秋まで花壇のグリーンとしてがんばってくれます
・4~5年に一度くらいは株分けした方が良さそうです。