昨日、私のスポンサー企業のオフィスに行きました。
車で自宅から30分程度。20マイル程離れた場所にあります。
毎週一回程度は顔を出して、研究関係の打ち合わせ、日本オフィスのフォローなどをしています。


昨日は7時半に自宅を出ました。
朝からひどい霧で車のライトを付けながら会社へと向かしました。


会社へ着くと車を止め車を離れようとしました。その時に
「ピーピー」
と聞きなれない警告音が。ドアを閉めたらおさまったので、何もなかったと考えそのままオフィスへと向かいました。

仕事が片付いて、車に近づき鍵をあけようとするも、キーレスエントリーが動作しません。

それどころかエンジンがかからない。そう、ライトを消し忘れてバッテリーがあがっていたのです。
急いでオフィスに戻り助けを求めに行きました。しかし定時後1時間を過ぎていたためオフィスに人はわずか。しかし製造部のマネージャーが人を集めてくれ、「押しがけ」を試みました。

しかしこれもダメ。
最終的にたまたま通りかかった従業員がケーブルを持っており、車同士をつなげてバッテリーチャージ。15分程度たったらようやくエンジンがかかりました。

「あーよかった!」

そう思って鞄を車に入れようと思って鞄を探すと…カバンがない。
誰かに取られた?

カバンの中身
・最近開発したソフトウェア
・PC
・財布(クレジット、銀行カード)
・ヴィトンのキーケース
・大学のID
・理工系書籍3冊
・先週一週間考えてようやくできた研究成果(紙)
・吉田カバン

大して金目のものは入っていなかったけど、こうやってリスト化すると結構ダメージが大きい事を痛感。

運よく会社の駐車場だったためCCTVの記録が残っているとのこと。
製造マネージャが映像を見てくれて、あやしい車が一台荷物を持っていたような映像が残っていた。
「くそー!こいつか?!」
断定はできないが怪しさ満点。残念ながらナンバープレートまでは解像度が低く、判断は難しい。

しかし解せないのが、その怪しい車が高級車であったこと。

そんなことをやっていながらも、カードは止めなくては!!と思い、バークレイ銀行に電話。


「カード盗まれました」

オペレータ「大丈夫です。私が直ぐに対応するので安心してください」


この言葉、その時の自分には涙が出るほどうれしい言葉でした。

英語ができない人間からすると電話での英語のやりとりというのは非常に難しいもの。
しかし、そんな事をいっている場合ではない。一大事である。
急いでカードをストップしなくては!!!

身分確認のために沢山の質問をされる。
自動引き落とし先の名前、金額、最近あった振り込み元とその金額、
母親の旧姓、生年月日…

こういった質問をクレジットカード、デビットカードに対して答えた。

何とか無事にストップできた。
本当に汗が出る思い。言葉が出来ないだけでこれほどまでも焦るなんて…。


昔勤めていた「一流企業の上司」に辞める時に言われた言葉

「お前に何ができるんだよ。英語なんて技術がなけりゃ意味が無いんだよ。英語だけできても意味ないぞ**!!」

言ってやりたい!その上司に。
「英語できなかったら僕のお金全部持って行かれたかもしれません!技術できてもお金は守れません」



結局、カバンは見つかりました。
従業員の一人が「鞄の落し物」だと思って自宅に持って帰って、今朝持ってきてくれたそうです。

こんな思いはもうごめんです。

本当に焦ったーーー!
皆さん、海外に住む場合は最低限自分の命と財産を守れる程度の語学を身に付けましょう!



よしなに