【 その1 】

TVで芸能情報を見ていると、

40歳を超えての出産はごく普通に報道される。

そんな影響もあり、特に結婚に焦る事無く

思う存分やりたい事を楽しんでから

36歳で結婚した

すぐに子供が欲しかったんだけど、

「あれ?また生理が来ちゃった…そろそろ病院にでも行ってみようかな」

なんて思っていたら、半年後に懐妊。

妊娠3ヶ月にはウェイクボードをしたり、

何でもしながら、普通に生活したのに

特に何事もなく無事出産した。

すぐにもう一人…と思っていたんだけど、なかなか出来ない

しびれを切らし、2年後に病院へ行くと

医師に「黄体ホルモン不全」と告げられ

それから長い治療は始まった。

思えば、この始めに行った病院が間違いだった…

近所の小さな個人病院。

通院中は、ホルモン注射とエコーのみ

「今日から3日間頑張りなさい」その繰り返しだった。

治療を始めてあっという間に2年が経ち、気がつけば41歳。

そんなとき知人が不妊治療専門の病院を紹介してくれた。

ちょうど引っ越したばかりで、新居から徒歩3分という好条件

はやる気持ちで病院の門をたたくと

卵管造影から始まり、あらゆる検査をしてくれた。

そのとき医師から告げられた言葉に愕然とする

「女はね、36歳を境に急激に子供が出来づらくなるのよ」

そんな事、今まで生きて来て誰も教えてくれなかった…

続く…