11月4日、いよいよ大腸内視鏡検査です。始まって直ぐ、内視鏡医の動きが止まりました。通常は内視鏡を最初に腸の奥まで入れていき、そこからゆっくりと腸を見て行くのですが、本当、始まって直ぐです、モニターをチラ見すると、直腸の吻合部分(2011年手術)の脇に、血で滲んだ明らかに悪性腫瘍だと分かるくらいの大きさの物体が目に飛び混んで来ました。

あぁ、やはり再発なんだなと認識させられました。
もう、その後はあまり記憶がなく、内視鏡検査後、ベッドで休んでいると、看護師から注腸検査に行ってくれと言われ、恐らく内視鏡検査の結果から、追加で検査のオーダーが入ったのだと思います。

翌日、主治医の診察があり、局所再発で去年の内視鏡検査では何もないのに、一年でこれだけの大きさになっているということは、進行が早く他の臓器にも転移してる可能性があるので、PET検査も後日に予定されました。

腫瘍マーカーの値も、今まで見たことがない程の高い数値でした。
主治医は病理検査後でないとハッキリしたことは言えないが、恐らく腺癌だと思われるので、手術して切った方が完治の可能性の高いと言い、手術日が12月に先に決められました。ステージを聞くと、再発はIVだと、いとも簡単に告げられました。

幸いPET検査の結果は、他臓器に転移は見られないとされました。

今、振返ると、本来であれば、この時点でセカオピを受けて、複数の意見を聞き、ベストな治療法を選択すべきだったのでしょう。

再発の怖さをあまり認識せずに、動かなかったことが後悔のひとつです。