齋さんの視点はクレイジーだ
家と家の隙間に注目するのだ

なんだかすごく昔の
伊勢丹の紙袋模様の体重計をみつけた








おすいの中から
レモンバーム






齋さんは言う
これは「箱庭」であると







「劇薬」触れるとタダレます
齋さんは言う「恐るべし石巻」







どこを探してもどこから飛んできたのか分からない
鉢のない鉢植え
底になめくじ









え!




えー!








半分に切られたナス

齋さんは言う「恐るべし石巻」




こうして齋さんとご一行は
アートが飾られた展覧会場をまわるのではなく
石巻のまちの
アートをさがし 笑い その瞬間をただ共有するのだった


展覧会場もまわって




お茶しました(つまりは休憩)
この日
石巻は強風で寒かったのだ



カフェ「」(かぎかっこ)さん
店長さんはお茶ソムリエ
おすすめを聞く



足柄茶 に 裏メニューの静岡茶と玉露



最後にお茶っ葉もつまんだ
醤油かけたらおひたしになりそうな味だと言ったら
齋さんは「ほんとかよ」と言いながら食べ
「ほんとだ」と言った


この本 おもしろいです





超楽しかった




齋さんはみな、好きなものを描けばいいという
一番最初に描いた絵は家内であるといった
中2の頃の同級生で
高校のとき、奥さんの絵を描いたらしい
その時、奥さんの鼻から鼻毛がでていて
これはと注目し、ちゃんと鼻毛も描いた
その絵を先生が見て美大への道を進めたそうだ

みな同じものを書かなくていい
たとえばあなたが小5だとしよう
今日の日直は洋子さん
みんなで洋子さんの絵を描きましょう
でもその洋子がきらいな人もいる
「えー、洋子かよ」といいながら、描く

今の学校教育は、それをしているらしい


絵を描きはじめた子供は
おかあさんの目と口だけ
顔だけ 描く
それが好きだし それが見えているから

本来は好きなものじゃないと描けない
好きなものだから集中する

美術教師は小手先の技法ではなく
本当はそっちを教えるのが役目であると
齋さんは言う

好きなものを
その子にしか見えない視点で
表現するということを








齋さんは仙台の人
エイブルアートの方は山形の人
みな「石巻おもしろい。おそろしき石巻」と言う
わたしは、誇らしかった

石巻はおもしろいらしい

そして
ほら こんなに綺麗だよ