きのう、最近知り合った編集女子が友達4人と借りているという秘密のアパートに行ってきた。
場所は東中野。古いアパートが密集するところ。
4畳半とキッチンの狭いアパートで、窓を開けると、お隣さんとこんにちは。
お隣さんはサラリーマンが趣味の場として借りているらしく、ここで個展をやらかしたりするそう。
彼女とイラストレーターやカメラマンと営業マンらと、アジトというか荷物置き場兼酒飲み場として借りているのだという。
うーむ。ちょっとした夢ですよね。憧れました。こういう場。
そこで2人して雑談をしながら、あたらしいプロジェクトの骨子案をすすめてゆく。
そうそう。同じ仕事をしている女子ともっと知り合いたい、というのも私のちょっとした夢でした。
2~3時間、軽くウメッシュ(笑・昼間なので)などを飲みながらやっているうちにある程度かたちが見えてきた。
そこで彼女、大家さんであるイラストレーターを呼ぶ。彼は1階の住居部分に住んでいるのだ。
こんどは3人で焼酎で乾杯。イラストレーターの彼はただいま会ったばかり。
彼女と会うのもまだ2回目。だというのに、とても楽しい。
彼らのフトコロの広さか、中央線の魔力か。
そのうち一階の彼の部屋に移動して、作品や蔵書やらを見せてもらいながら、ふたたび飲む。
そうこうしているうちにどっぷりと日は暮れていったのでした。
編集をしている彼女は27歳なのだけれど、とにかく顔が広いようで、アーティストや街などの知識も深い。
「オレは何をやっていたのだ」と思うほど、何も知らないチャンである自分を感じました。
たぶん、私が呆けヅラしてあてどなくウィンドウショッピンをしたり、テレビを見て薄笑いしている間に
彼女は東京の街をずんどこ歩き回り、街のアチコチで連日開かれるライブやらイベントやらに顔を出し、
自分の好きなことを突き詰めていったのでしょう。
当然、彼女と私は別の人間なので、=彼女のように生活しよう、とは思いませんが、
「ううーん。私ちょっとボンヤリしすぎ? もっといろんなことに顔を出したり、挑戦してもいいのかも」
とおおいに刺戟を受けたのでした。
人生は求めるか、求めないか がすべて。