転校を考える前に確認しておきたい事とは?
不登校相談の中でよく聞く話の一つに「子供が他の学校に行きたいと言っているんです。」「今の学校に行けないなら他の学校に通わせようかと思って…」というような話があります。ですが親としては、そう簡単に転校をさせてよいものかどうか、転校したら本当に学校に行けるようになるのかどうか…その点についてはとても気になるところですよね。転校に関しては、高校生になると出席日数や単位の関係上転校せざるを得ないようなケースもあり、中学生までとは全く話が変わってきますので今回は中学生までのお子さんが転校を検討している場合の記事を書いていきます。こんにちは。不登校解決専門カウンセラーの片倉です。ずばり転校によって不登校が解決するケースというのは「その通っている場所自体に不登校の原因があるかどうか」ということです。「そんなの当たり前じゃないか!」と思いますよね。ですが実際私の元を訪れ転校について相談する方々のほとんどは、最も単純で大切なこの点について把握できていません。その大きな理由としては・子供の話を鵜呑みにしてしまっている・担任の先生と話すなどして状況を正確に把握することをしていないといったことがあげられます。まず一つ目については、「子供は学校に行けないことを学校や周りのせいにすることが多い。」ということですね。これはお子さんが嘘をついているというようなことではなく、やはりお子さんの中にある罪悪感や、本当のことを言ったら怒られる、無理やり学校に行かされる…といったような親にはわからない複雑な感情が本当のことを中々言えなくしている場合が多いです。二つ目については、「学校や教室でのことは直接先生と話してみないとわからないし、担任の先生や友達の方が状況を客観的に判断できる。」ということです。つまりどういうことかというと、その学校、教室がお子さんを受け入れようとしてくれているのか、担任の先生は能動的、友好的なのか、お子さんを励ましてくれる友達はいるのか。そういった事実はお子さんとの話だけでは中々わからないんですよね。実際私が相談を受けた方の中にも、お子さん自身は友達なんて一人もいない。と言っていたのですが私からお母さんに、「一度担任の先生としっかりとお話しをしてみてください。」とアドバイスしたところ実はお友達が何人かで毎日のように家の前まで来てくれて、宿題やプリントにお手紙を添えて届けてくれていた。なんてケースもありました。闇雲に転校なんてしたって、そんな良いお友達や熱心な先生に当たる可能性は限りなく低いですよね。逆にいじめや極端に悪い人間関係、学校の方針(学力にこだわり過ぎる、規則が厳し過ぎる、逆にガラが悪すぎる)などその場所自体に本質的に解決することが難しい原因がある場合などは、転校を検討する必要性も出てきます。そしてもう一つ大切なことは「子供が転校は楽だ、全てが解決するんだ。」と安易に勘違いしている場合があるということです。転校するということは、人間関係や自分のキャラ作り、居場所作りをまた一からやり直さなければいけないということです。よほどの理由がない限りは、今の学校に地道に復帰する道のりよりも大変な作業だと思います。その辺りをどれだけお子さんに丁寧に説明できるか。ということも重要になってきます。もしそういった判断、決断に自信がないのであれば、学校や担任の先生、又は私のような専門家に相談してできる限りリスクのない正確な判断、決断をしていくことをお勧めします。只今数量限定で割引お試しカウンセリングを実施中です!(出張・訪問カウンセリング、Skype・電話カウンセリングもあります)この機会にぜひ一度相談してみてくださいね。お子さんの不登校に対する具体的な対処法などは、私が配信している【7日間無料メール講座】でも詳しく説明しているので気になる方はぜひ内容だけでもチェックしてみてくださいね。