おはようございます。今年から平針にある農業センターで月に一度の定期開催されている農業研修に参加し、今回は豊田小原地区で自然農法を取り入れていらっしゃる方のプランターで育てるコツやコンパニオンプランツについての講義を聞いてきた。
   
    今、うちの屋上菜園では丁度実を付けたトマトが少しづつ大きくなろうとしているタイミングなので、興味津々。今までで一番聞きやすく分かりやすい内容の面白く聞きがいのある講義だった。

    その講習内容はナス科のトマトなどには、らっきょうやニラなどのニラ科の植物を根が絡むように共植えしてあげると虫除けになり生育にも相乗効果を望め、枝豆やインゲン、えんどう豆は少し距離を置いて植えると害虫対策の効果が期待できる。その他にも窒素を地中に取り込む性質を持っているので、共植えの野菜の生育の助けになると聞いた。

    トマトやナス、きゅうりなどのウリ科やナス科の夏野菜たちには、害虫が特に付きやすく被害が甚大になりがちだと聞いていたが、それに対しても健康で丈夫なプランツには害虫は付きにくくなり虫知らずの畑や菜園を作ることができる。講師の方の畑では自然農法を取り入れているにもかかわらず害虫が全くと言って良いほど付かないと言っておられた。人間においても健康な体にはあまり蚊も寄って来ないとも言っていた。

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    陽だまり堂の屋上菜園でもミニトマトが実を付けてくれている。当初から懸念していた通り、屋上の菜園では風が強くあたりやすく、支柱で支えていなかったために茎が折れてしまっていたり、トマトに水のやり過ぎは禁物だと聞いていたから水遣りを抑えていたら、ここ最近の気温の上昇に伴い葉が萎れてしまったりしているけれど、どうにか収穫はできそう。

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   これはネギの花。まん丸のなんとも面白いビジュアル。これはスーパーで買ってきたネギの根元部分だけを切り取り土に植えたものだが、このように立派に育ち子孫を残すために花が咲きタネを作ろうとしている。これは次回以降にネギを植えるときのために種を取ろうと思っている。

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   さらに害虫の天敵であるテントウムシくんの登場。2つ星の可愛いやつや!   しかしこいつも気まぐれだからいつもいるわけではないので彼だけを頼りにしていてはプラントが枯れてしまったりするだろう。昨今姿を見なくなっていると思っていたテントウムシくんだが、まだまだ身近に存在を確認できて嬉しい。

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   カモミールの花もたくさん咲いている。この小さくて可憐な花に心を癒されつつ暑い屋上で枝豆を植えるためのプランターに土を準備。今の季節でこの暑さなら真夏になれば輻射熱などで余計に暑くなりすぎる可能性があると感じつつ農業研修で学んだプランターへの種まきを実践してみた。

   プランターを使うということは地中奥深くからの水分を取れるわけではなく、プランターの深さの分だけ土が保水してくれるということになる。なので定期的な水遣りが必ず必要となるため、底石では水はけが良過ぎる。底石の代わりに落ち葉や籾殻薫炭を引くと保水力が上がり高気温の続く真夏の水遣りを楽にしてくれる効果があると教わった。

   プランターに土を入れる際にフカフカの状態の方が発芽しやすいだろうと考えていたのだが、それもまた真逆でしっかりと土を抑えてやることが必要なのだそうだ。そして畑の畝と同じように手で押さえてかまぼこ型に形を整え、土の表面の水はけを良くしてタネが流れ出したり、表面に出てきてしまうのを抑える。そしてそこの中心に一直線に種を蒔く。

    今回はトマトのコンパニオンプランツとしても使える枝豆の種を蒔いた。植えるときにも種の向きには気を使った方が発芽が良くなる。豆類に関しては筋が入っている部分を横に向けて種の2から3倍の深さに撒き、土を被せてまたしっかりと土を抑える。最後も土を押さえるには理由があり、押さえることで土が種に密着して水分を吸収しやすくしてあげることで発芽を促してくれるのだ。

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    もう1つ発芽を確実にさせたい場合には種を蒔く前に種を冷蔵庫で冷やしておくと発芽を促進させる働きが生まれる。この方法を用いればほぼ100パーセント発芽を成功させられ、種を無駄にせず苗を作り育てることができるようになる。

   生育を助けたい一心で水をやり過ぎ肥料をやり過ぎるのは作物を枯れさせたり腐られたりしてしまうということを知っていたが、実際にイチゴの苗たちは全部枯らしてしまった…    確実に自分の栽培方法と管理方法に間違いがあり過ぎたけのだ。俺は鶏糞をドバドバとイチゴのプランターにあげてしまっていたのだ。そうするとたちまち葉が萎み、あっとい間に病気になって枯れてしまったのだ。

   無念さを感じながらも意識は次のことを考えていた。この土を使って何を育てようか、この枯れてパリパリに乾燥してしまったイチゴの茎や葉を土に混ぜ込みその土を使って枝豆を育てるために準備した。この様に日々の失敗を糧にしながら少しづつ知識を蓄積させていこう思う。

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