映画「メッセージ」を見に行った日のことだった

そう、「空飛ぶばかうけ」「黒い柿ピー」と言われまくってるアレだ

いざ席につくと、隣はカップル

映画館のカップル率は尋常じゃないことを、映画館バイト時代に知っていたのでこれは何も問題ない

問題は、上映中もイチャイチャと動き回っていたこと

目障りで仕方ない

静かにさえしててくれれば何したって良い

映画そっちのけで2時間見つめ合ってたっていい

動かないなら合体してたっていい

だけどイチャイチャごろごろと、視界の端でいつまでも動きが絶えない

しまいには彼氏ばかり見てた彼女が、映画がわからないと言い出し、彼氏が解説を始める

上映中にである

しかし、映画館というのはそういうもの

こういうカップルが一定数いるのは世の常だし、それがたまたま隣に来るのも映画館の仕様上、仕方ない

気になる映画の初回初日に見に行くファンに、人はこう言う

「なんでわざわざそんな混む時に行くの?ちょっと待てば空いて楽に見れるのに」

その問いへの答えの一つが、これである

初回初日に来るなんて、十中八九熱烈なファンなので、みんな映画に心底集中する

途中退席は勿論、エンドロールで帰る人すら稀

上映中の会話なんて以ての外

そんな映画空間だからこそ、初回初日には価値がある


相変わらず、俺の隣でイチャつき続けるカップル

彼氏の首に顔を埋める彼女

彼氏「おいwwや~め~ろ~よ~wwww」

そう、いますぐやめろ、人生を