夏といえば… by ろん | ちゃんぷる~♪

夏といえば… by ろん

おばんでございます。ろんです。
毎日暑い日が続いておりますね…。
そんな暑い夜には、怪談話など一つ…。
そうそう、長文になりますから、
お時間に余裕があるときに…。ヽ(゜▽、゜)ノ ウヘヘヘ

信じるか信じないかは、皆様におまかせいたします。


私は、小さい頃からそっちのほうが敏感でした…。
そう、シックスセンスです。
最近では弱くなり、見たり聞いたりは少なくなりましたが、
疲れが溜まって、体調が悪い時にはいまだに…。

今回は、一番記憶に残っているお話です。


今から何年前になるでしょうか…。
専門学校への進学もきまり、夜な夜な友達の車でドライブをしていた時期です。
友人が鎌倉湖に行こうと言い出し、いつものように出掛けました。
鎌倉にある小さな湖で、夜間は門が閉まり立ち入り禁止になります。
現地に着いたのは夜中過ぎ、もちろん門は閉まっています。
若いですから、立ち入り禁止も無視して、柵を越え中に入りました。
夜間立ち入り禁止ですから、照明の一つもありません。
あるのは手に持った懐中電灯一つだけ…。男三人、くっついて湖のほとりまで行きました。
ほとりに着くと、湖と言うには小さい感じで、見晴し台のようなものが、湖の方へせり出しておりました。
特に面白いものもなく、5分もしないで車に戻りました。
その後もぶらぶらして、家路についたのです。


その次の日の夜…。
ベットで寝ていると、金縛りに襲われました。
金縛り自体、小さい頃から何回も経験していたので、
さして怖くもなかったのです。

『あ~、またかよ~』

くらいにしか考えていませんでした。
しかし、いつもと違ったのです…。
普段は体が動かないだけで、見たり聞いたりはなく、
そのまま寝てしまっているパターンだったのです。
そのときは、はっきり見えたのです…。
私がうつ伏せの状態で寝ています。
動くのは首から上だけ。
ふと気づくと、耳元で声が聞こえるのです。

お兄ちゃん、遊ぼう、遊ぼう…

小さい女の子の声です…。
あちゃ~と思いました。さすがに…。
でも、恐怖心は不思議とありませんでした。
首を声のする方へ向けると、おかっぱ赤い着物を着た女の子が背中に乗っているのです。
顔は私の顔のすぐそばにあるのに、霞がかかったようにぼやけ見えないのです。

お兄ちゃん、遊ぼう、遊ぼう…

その語句が続けられるばかりです…。
遊んだりしたら、あっちの世界に引っ張られると思い、
目をつむり、ムシを続けました。
しばらくすると、女の子は消え、体も自由になり、そのまま眠りについてしまいました。


それから、3、4ヶ月たったある日、テレビで心霊特集番組が放送されていました。
家族も怖い話が好きで、その頃は良く見ていたのです。
その中で、地方の心霊スポットを霊能力者が訪問するコーナーがあり、
そこで鎌倉湖の事が取り上げられていたのです。

『あっ、俺ここに行ったよ』

なんて、話しながら見ていました。
霊能力者が湖のほとりに着くと、言葉を発しました。

『あそこの見晴し台にいますね…。女の子ですね。おかっぱ赤い着物を着ています。』


連れてきてしまったのですね…私…。
テレビはヤラセばかりと思っていましたから、本物もあるんだなとも感じました。


世の中、目に見える世界ばかりでなく、不思議な世界も存在するというお話でした。
猫にまつわるお話もありますが、それは次の機会に…。


あ~、ちなみに変な宗教とかにはまったく興味ないので!
怖がらないでね~[壁]・m・) プププ



anzukarin0819

 『あれなんだろう…
 『なんだろうね…

何だよ!何があるんだよ!気になるじゃん!(;´Д`A ```