静かな雨の夜でした。
RONの体は
お空たかくたかくに昇っていきました。
お空で困らないように
そうやね
今まで作った病気用以外のたくさんのお洋服
大好きだったおもちゃ
ごはんにお水にデザートも
ずっと使っていた食器
大好きだったおもちゃ
ごはんにお水にデザートも
ずっと使っていた食器
お手紙
お守りも一緒に持たせました。
炉に入っていくとき
炉に入っていくとき
気が狂いそうなほど
つらかった
もうこの真っ黒なかわいいお顔にさわれない
もうRONを抱きしめられない
もうRONを抱きしめられない
もう会えない
会えないんだ
どうして
どうして
つらくて
つらくて
胸がひきさかれてゆくようでした
斎場にあった詩
RONはよぉがんばったもんなぁ
もう
どこも痛くもしんどくもならへんよ
いっぱいお水のんで
おいしいもんいっぱい食べて
お友達とたくさんかけっこして走りまわれるなぁ
お兄ちゃんのコロとトントンがお空で
待ってるからさみしくないよ。
亡くなって数日後
病院から検査結果の連絡がありました。
アジソン病ではありませんでした。
今となってはわからないけれど考えられるのは
尿毒症を起こしていたのかもしれません。
とのことでした。
RONがいるのがあたりまえだった毎日
朝起きてもクルクルの真っ黒なおめめを
きらきらさせて、みんなが起きてくるのを待ってる
かわいいお顔がいない
RONがよく寝転んでいた廊下は
ガラーンとして無機質な場所になった
RONがいないいつもの散歩道
なんだか広く感じる家の中
RONのお世話の時間
RONとふれあう時間
RONに話しかけるなにげない時間
ごそりと空いた時間がやりきれない
どこもかしこも
思い出がいっぱいで
泣き虫のわたしは
まだすぐに泣いてしまうよ。
ねぇ
RON
RONがいたから
今日のこの幸せにたどりつけたよ。
私の人生の中でRONと一緒に過ごした
6年3ヶ月はとても大切で
とてもあたたかな時間やったよ。
私のところにきてくれて
ほんまにありがとう。
RONがくれたたくさんの幸せな時間。
たくさんの幸せな気持ち。
たくさんの思い出。
それは
私たちの宝物。
もっともっと幸せになるから
私たちを見守っていてね。
そして
いつか私たちがうんとうんと
おじいちゃんとおばあちゃんになって
その時がきたら
そしたらまたお空で会おうね。
RON
あなたはいつまでも私たちの最愛の子
大好きよ
RON 
RONと一緒♡