ポルトガル便り③~美食の極み | romyu通信

ポルトガル便り③~美食の極み

今回の旅行の目玉の一つとして

ミシュラン二つ星レストラン Vila Joyaでのランチを予約してありました。



ポルトガル全土でミシュラン星つきレストランは確か5軒のみで、

三つ星レストランはなかったと思うので、

行ってみる価値は大あり!!


運よく、ホテルからもタクシーで数分の場所。

ディナーは予約で一杯だったので今回はランチにしました。

これが、後から思えば大正解だったかも。


Vila Joyaのエグゼキュティブシェフは、オーストリア人のディータコッシーナ氏。

大西洋の新鮮な魚介類をベースに、フレンチのテイストを加えたオリジナルなお料理が

楽しめるとのこと。期待は高まります。



まず、

通された席でろみゅのエンジン、かかりました。



これこそ、最高のロケーション。

高台から大西洋を望んだテラス席。



心地よいシーブリーズと

波の音に、

早くもミネラルウォーターでひげ男爵は酔っていました。



夜は夜でムードたっぷりでいいのでしょうが、

この景色を眺めながらのランチ、むしろお薦めかも。


メニューは、シェフのお薦めコースとアラカルトがありましたが、

とってもジェントルマンなスタッフの説明で、迷わずシェフお薦めコースに決定。


(ちなみにヒゲ男爵が渡されたメニューにのみ、値段がかかれてました。

男性が値段を把握しておいて、女性は値段など気にせずに、

好きなものをオーダーしてくださいという計らいだと理解。さすがだ。)


コースメニューは、

お魚(Red mullet=ヒメジ)、お肉(うさぎ)、デザートの3品ですが、

説明によると、旬の素材を使ったキッチンからのサプライズが

加わるので最終的には、絶対満足できますよ、とのこと。


ワインもお薦めのポルトガルワイン(白)をお願いしました。

まずは、かわいらいしいアミューズから。


牡蠣のサーモン包み、いくらのせ。

ブラッディーメアリーと一緒に。


続いてこちらもキッチンからのサプライズ。



奥から、モッツァレラチーズのカプレーゼ、オリーブ、イベリコ豚のプラム巻き、

パルメザンチーズのマシュマロ風ムース、レバーのピンチョス


どれも一口でたべてしまうのがもったいないくらい

見た目&味、ともに絶品でした。


続いて、、、まだサプライズが続きます。



タコのカルパッチョ、ハーブソース。

トッピングは茄子の煮込みと甘~いトマト。


さて、ここで、ひげ男爵、かましてくれました。

英語での説明が終わって一口食べて、一言。


ひげ:「これって、本当に卵の白身?」


みゆ心の叫び:いいえ。卵の白身なんて彼女は一言もいってませんよ。


ひげ:「Purple Egg Planet(=直訳すると、紫の卵の惑星)って何のこと?」


みゆ心の叫び:こっちが聞きたい。なんだそりゃ。


どうやら「上にのっている紫のものは、Eggplant(=なす)の煮込みです」という説明が

そう聞こえたらしいです。


空耳アワーですね。ある意味すごい。


気を取り直して、

ようやくメニューにあるお魚料理です。



メジロという金目鯛みたいなお魚を軽くソテーして、

アンティチョークとハーブソースが添えてあります。


魚の甘みが口いっぱいに広がる繊細な一品。


ワインは赤ワインに移り・・・


続いてお肉は

ウサギの肉にローストしたレバーとお野菜が詰めてある一品。

お肉はホロホロ、詰め物とソースの相性もばっちり。



メインが終わって、すでに5品。完全なるフルコースです。


でも、ソースごてごてフレンチではないので、

最後まで無理なく味わって十二分に楽しめるお料理&構成でした。


いや、まだ終わっていません。

デザートです。

まず、これまたキッチンからのサプライズで

レモンシャーベットと野菜の三色フラッペ(クリームチーズ、バジルソース、パプリカ)


まだ食べるのか!と言われそうですが、

さらりと食べれてしまうんです、不思議と。


メインデザートはライムタルトのマンゴー添え。

ぷは~~。


ブログ書きながら味と景色を思い出してまた満足してしまいました。

(なんて単純・・・)




レストランの立地といい、

もちろんお味といい、

プレゼンテーションといい、

スタッフのきめ細かなサービスといい、


本当に最高のレストランでした。



ろみゅトラベルの欧州ベストレストランの一つに入ることは間違いなしです。

(二つ星レストランでは信じられないくらいの良心的なお値段であることも・・)



さて、今回のポルトガル旅行、

お届けしました通り、


空の青さとめちゃくちゃおいしいお料理と一足早い夏を満喫することができました。

南ポルトガル、もう一度行きたい場所です。




食べて飲んで歩いて読んで寝て、、、これぞ旅行の醍醐味ですな。



真っ黒に日焼けしたヒゲ男爵。


レストランで何の躊躇も無く、ポルトガル語でしばらく話しかけられ(本人は笑顔)、

入国審査ではパスポートの写真と実物を何度かチラ見されただけでなく、

会社でもちょっと冷ややかな目でみられたらしいという、その神々しいお顔は、

皆さんのご想像におまかせします。




デミグラ顔を超えてしまったたことだけは間違いありません。