あけましておめでとうございます!
新年をあけるとすぐに、毎年この日がやってくる。
1月7日。
4年前の今日、私たちはカンボジアで交通事故に遭いました。
2013年1月7日13時。
あれから4年。
あっというまに4年がすぎたけれど、
4年たった今でも、あの事故の瞬間がフラッシュバックすることもあるし、本当に誰が死んでもおかしくない事故だった。
あれ以来、私はカンボジアに行けていないし、いまだ私は一度もトゥクトゥクに乗れていない。
毎年この日がくるたびに、
生きていることへの感謝と、それが当たり前ではないという事、
海外で事故に遭うことがどうゆうことか、海外旅行保険の大切さをしっかりと感じさせられる。
海外で事故にあうということがどうゆうことか。
もちろん事故に限ったことじゃない。
海外で何かが起きてしまったとき、海外旅行保険に入っているという大切さ。
みんなはどれくらい知っているかなぁ?
ここまでを読んで、
「へ〜ロミ事故って死にかけたんだ〜
大変だったね〜生きててよかったね〜」
そう思うかな。自分には関係ないって。
伝えたいのは事故にあったことじゃない。
海外にいくことが容易になった今、みんな自身が、明日は我が身かもしれない。
死んでもおかしくなかったあの事故で、
生き残った私たちができることはやり続けなければいけない。
自分は事故にあわんし大丈夫、とか
クレジットカードに保険ついてるから大丈夫やろとか、
そうゆう人は絶対に読んで欲しい。
周りにも伝えて欲しい。
3年前に書いた、
六話に渡る、長い長い文章だけれど、どうか読んでください。
【第一話】カンボジアで事故った瞬間の話。
一番重症だったマキちゃんに一刻も早い手術が必要な中、カンボジアでの手術はできないからタイへいけと告げられる。
おいおい、殺す気か?
【第二話】マキちゃんが海外旅行保険に入っていなかったがために、対処が遅れたことについて。
海外旅行保険に入っていなかったとしたら、実際にどうゆうことが起こるのか。
あなたはどんなに短い旅でも、ちゃんと保険に入ってますか?
クレジットカード保険じゃだめなんです。
【第三話】カンボジアからタイへ、救急車で国境越え。
こんな非常事態でも国境でもめるもめる。
もう二度と陸路で国境越えなんかしない。こんちきしょう。
12時間かけて、やっとついたタイ。
いよいよ緊急手術へ。
【第四話】
手術を終え、私とマキちゃん、タイでのたった2人の闘怪我生活が始まる。
どんどん多額になっていく治療費用。
リハビリと痛みに耐えるマキちゃん。
事故を起こした相手を許さない!場合によっては裁判だ。
【第五話】もっとも大事な話。
「お金のことと価値観の違いについて」
「お金のことと価値観の違いについて」
海外で事故にあうことがどうゆうことなのか。
日本の当たり前なんて通じるわけもなかった。常識はすべて覆される。
慰謝料を相手側に請求した375万に対して、実際に受け取れたのは38万円だった話。
その38万円を手にすることが、どれだけ大変だったか。
【第六話】私たちのその後。
たくさんの人が力になってくれて、助けてくれて、私たちは日本に帰ってくることができた。決してあたりまえの事じゃない。
生きてて、本当に良かった。
このブログを書いたのはもう三年以上前のことだけれど、記録しておいてよかったなぁと思う。
やっぱり時がたつと、記憶は薄れていくのだ。
事故にあった自分たちでさえも。
海外で過ごす以上、そこにはその国のルールや常識ってやつがある。
必要最低限の情報と、準備はすべき。
あなたはちゃんとできていますか?
事故にあって丸4年。
一番重症だったマキちゃんは完治に2年くらいかかったかなぁ。
その事故の瞬間ほとんど痛みがなかった私とななかも、
日本に帰ってから身体の異常で苦しんだ時期があった。
マキちゃんの次に重症だったみずほは、なんだかんだその後も一番怪我や後遺症で苦しんだ。
でも、みんな生き残った。
毎年この時期になると皆で集まって、事故当時の話を振り返る。
そして生きてることに感謝して乾杯をする。
もちろん今年も。
ゆきは広島帰省中のため、残念ながらこれなかったけれど。
(あとから写真合成予定。)
最年少のななかと、二番目若手のゆきは去年結婚して人妻になった。
(下から順番なら次は私。笑)
朝シャン(朝からシャンパンの略)して
カンボジアのビールでもチョルモイ(乾杯のこと)して。
朝から笑い転げて。
あ〜今ちょうど事故った時間だね〜
よし黙祷だ!!!!とか言っちゃって。
(縁起でもない)
冗談が言える。
朝からお酒が飲める。
美味しいご飯が食べれる。
友達と喧嘩もできる。
元気な身体がある。
幸せだよ。
来年の1月7日は、事故から丸5年。
この日はカンボジアで迎えようと思う。
事故以来、初めて踏み入れることになる。
あの時お世話になった、大好きな人達が待っているから。
大好きなママとハグするんだ。
ティーさんのトゥクトゥクにも乗るよ。
今度こそノーパン高校へ行こう(一話参照)
そしてニシバライでゆっくりしよう
そうだ、リムジン貸し切って、朝シャンしながらソカのケーキ食べよう!
大きくなった村の子供たちにも会いにいかなきゃ!
生きてたらなんだってできる。
私たちが望むこと。
どうか二度とこのような事故が起こりませんように。
そして
私たちが伝え続けることで、
一人でも多くの人が海外旅行保険に入りますように。
現地を知ろうと努力しますように。
だって海外にいくことはやめられない!
そうでしょう?
マキちゃんとの闘怪我生活。
リハビリで杖つきながら初めて歩けたとき。
ななか帰国。
みずほとユキの闘怪我生活。
カンボジアのみんなが、助けて支えてくれた。
救急車でカンボジアの病院を出発したときに、
それぞれもっていた旅のお守りを、皆が想いをこめて、手渡してくれたね。
カンボジアのママが、皆が元気でいられますようにって
一人ひとりにカンボジアのシルクをプレゼントしてくれたね。
マキちゃん帰国。
かで画伯作のマッキーマウスに感動のサプライズ再会が大爆笑に。
(ある意味涙の再会が台無し。笑)
それぞれのタイミングで帰国した後、初めて5人全員が揃ったとき。
まさかの私以外全員が、再びカンボジアに行くことになったとき。
カンボジアチョルモイの瞬間。
私の合成のクオリティの高さ。
事故一年記念日。
マキちゃんが手術中、
病室からみた忘れられないサンセットは、一生忘れないだろう。
生きてるからこそ、振り返ることもできる。
事故にあった私たち5人は、
変な話この事故がきっかけで本当に仲良くなったし、かけがえのない大好きな存在になった。
健康で毎日過ごせてることも、毎日ご飯が食べれていることも、
たまに二日酔いなことも、最高じゃないか。
当たり前なことなんて何一つない。
ありきたりな言葉かもしれないけれど、本当にそうなんだ。
明日、なにが起こるか分からない。
そう考えたら、
もうちょっと人にやさしくできて、
もうちょっと柔らかくなって、
もうちょっと穏やかに、
たくさんの幸せに気づく。
そんな気持ちを忘れないように、
忘れそうになったらまた思い出して、毎日を過ごしたい。
ということで、
2017年ですね。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
ロミ