アップステートNY→京阪神地域 生活日誌、娘の成長記録 

アップステートNY→京阪神地域 生活日誌、娘の成長記録 

母は大学でエイズの社会人口学、開発社会学の研究(西部ケニアで実地調査)をしています。1年生、7才の娘は生後4ヶ月から合計5つの託児所、プリスクール通園生活を経て、2009年9月より、義務教育(Grade K)が始まりました。



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いやぁ、面白かった。映画では細部が誇張されているはずだが、娯楽性に富んでいたし、米国の東海岸の大学を舞台とした階級格差、熾烈な競争、10年程前のシリコンバレーが垣間見れて、とても楽しめた。映画開始直後の即興アルゴリズムを作りだすシーンなど、スリルに満ちていて、楽しかった。

だれでも機会が均等に与えられるのではなく、ハーバード大学の中でもどのクラブに属するか、メンバーシップを認めてもらえるかによって、クラブが所有するジム施設のアクセス権等、大学院生になると、あまり感じられないものの、学部生期間中に経験する自分の立ち位置、ランキングに気の毒なほどにナーバスになっている登場人物の姿の苦悩が興味深かった。私立の寮制中・高校(プレップ・スクール)出身者を伺わせる学部生間の会話が不思議な世界であった。

最も興味をそそられた人物はタイラー・ウィンクルボスとキャメロン・ウィンクルボスの一卵性双生児の主人公の上年次学生、ボート競技部の花形スター、実在人物である。彼らの言動を見ていると、メリットクラシ―(What you have achieved)のみならず、家柄、親戚含めたネットワーク(Who you are, more importantly, who your parents are)について示唆に富んでいて、異次元に連れていってもらった。195センチの長身、2008年開催の北京オリンピックのボート競技(ペア)に出場、6位入賞とまぶしく、華々しい。財産家の父親の助力を得て、ローレンス・サマーズ学長(当時)に平日の午後に学部生がスーツを着て現れたため、同室勤務の女性に「彼らは、ブルックス・ブラザーズの店員かい?」と聞いているシーンは面白すぎた。学長は、「本学は、雇用される人間でなく、雇用のみならず、産業を創出するリーダーを輩出します」と一喝する。あっぱれのシーンだ。

私は、海、湖、川と水中、水辺にいるのが好きなので、映画にあったボート競技(ローイング)の練習風景、ハーバード大学vs. オランダチームのレガッタが英国で開催される場面がとても良かった。レガッタのシーンにうっとりした。ウィンクルボス兄弟は、自分たちはそんじょそこいらの紳士でなく、ハーバードの紳士(the gentlemen of the Harvard)だから、訴訟に持ち込むような事はしないという台詞が興味深かった。実在するお二人の写真は下記サイトで閲覧できます(後日、リンク切れ可能性有)
http://media.yucasee.jp/posts/index/8055

原題は The Social Networkであり、”The”がついている。音楽の共有サービス会社のナップスターの創業者の一人、ショーン・パーカー が、ニューヨークの日本風フュージョン・レストラン(ここも、アッパーな西の人好みが面白く出ている)で、初めての会合後に立ち去る時に、”Take “The” from “The Facebook.” It keeps the name clear. ”と言うシーンと重ねるに、萌芽期のソーシャルネットワークに絞った映画作品である事をうかがわせる。

私が初めてFacebookに登録したのは2007年4月頃だ。職場の25歳くらいの若い同僚が、カナダ、英国、イタリアではやっていると教えてくれて、登録した。映画に描かれている時よりほぼ3年後のことだ。映画が描いているのは、子供を妊娠していた頃、新生児ケア、職場復帰、託児所に走って行っていた頃かと思うと、11年の年月の時間感覚があっという間だったとも、随分以前とも言えず、朦朧としてくる。現在のFacebookの登録条件は、13歳以上、自分のメールアドレスを持つ事である。娘も望めば、SNSデビューも間近なのかと思うと、2年はあっという間に過ぎていくように思う。

小学校5年のハイライトの一つに林間学校がある。私も、不動のナンバー1すき焼きは小学校5年生の時に林間学校でクラスメートと一緒に頂いたものだ。30年以上も前の写真の一枚に菜箸を真剣に握りしめ、野菜の出来具合を確認している写真がある。10歳にして、既に、食べる事が大好きな事を伝えていて、Seize the Moment (瞬間を摑((つか)め)”というよりは、正に、“This particular moment seizes me(特別な瞬間に捕らわれる)”の記録になっている。

夏休み開始直後の木、金、土曜日の2泊3日間にバスで3時間半程の距離の山奥に出かけた。6月の時点で、初めて、仕事を休んで、3クラスの合同保護者説明会に出席してほしいと依頼された。” No Laboro, No Pasta(仕事がなければ、パスタが食べられない)”と2歳の時から説明して、私が働く事が必須条件であることが身に染みている娘に、仕事を休んで欲しいとは余程のことである。それでも、学校から頂くであろう「林間学校のしおり」に持ち物、注意事項が全て書いてあるから、大丈夫と説明しても、行って欲しいと譲らない。よくよく話を聞いてみると、乗り物酔いが不安だ、真っ暗な森に肝試しに何が出てきて、どれくらい怖いかを聞いてきてほしいからだそうだ。慎重さんの娘らしい気持ちなので、仕事を休んで行ってきた。 

職場を早めに出て、出席してきて良かった。バス酔いする人は「エチケット袋」(初めて聞く名称でした) なる物を作って持ってくるように指示があり、作り方を習ってきた。新聞紙をビニール袋にくるみ、ホッチキスで留めて、汚物がもれず、外からも見えない作りになるように見せて頂いた。懸案事項の「肝試し」は、しおりでは、「ナイトハイク」と呼ばれていた。真っ暗な中を、ロープをつたいながら、活動班メンバー(5人程)でハイキングすることと説明があった。

用意周到、慎重な娘が、スペア用として、持っていないもの等のリストを作り、買い物に何度も一緒に出かけた。旅行用の鞄は新たに買わずに、大きめの私のバックパックを持っていくことに同意した。娘が、何度もリストを見ながら、自分でパッキングし、出発前日には、「母さんが出して、また入れると、ぐちゃぐちゃになるから、触らないで。自分で何度も見直したから大丈夫」と自信ありげなので、何もチェックすることなく、出発させた。もちろん「エチケット袋」も自作である。「母さんより、私の方が上手に作れるから」というのも、真実である。出発当日は平日朝だったので、休まないとお見送りに行けないけど、「一人で大丈夫か?」と聞くと、全く動じず「大丈夫」だと。重めのバックパックとサブのバッグを持って母の出勤後に自分で出発。帰りは土曜日だったので、学校まで迎えにいった。あまり寝られなかったようで、口数も少なく、ぐったりしていた。屋外での活動が多かったので、真っ黒になって、一層たくましくなって帰ってきた。「重いでしょ、バックパックを持とうか」と聞いても、「大丈夫」と、口数少なげに、歩いて帰った。娘が言う「大丈夫」に強がりでなく、安心してまかせられるようになってきた。

帰宅後は、大好物のトマト味のパスタを作って、夕食にした。
12月1日になって、キャンパス内でスーツ姿の学生がピリッとしている。就職活動シーズンが始まった。

最近、大学3年生、4年生、就職浪人者の就職活動を題材にした小説を2作品読んだ。『何者』は140字のTwitter文章が小説に散らばめられていて、大変面白かった。若い人の感性に触れられて、別世界にワープした読後感(うーん、おばさん臭い)。表紙の就職スーツ姿の男女に目がないのに気づきもしなかったものの、「え、何で目がないの」と娘が怖がっていた。匿名性、新規採用労働者の代替可能性のすさまじさが描かれていて、消耗、不安感にいたたまれなくなる。あんな思いをしてまで、どこかの組織に新卒時点で別に入っていなくても、いいと思った。画一的なスケジュールに則って生きていくつらさが二十年を経ても、変わっていないとは驚きだ。
同じ作者の作品を全て読みたいと思った。

『シューカツ』は可もなく不可もなく、アッパーミドルな大学生のふわふわしたマスコミ各社を受験する一年間が描かれていた。こちらは、他人にお薦めしたいまでは面白くなかったが、「はたらく、生きる、生計をたてる、ライブリフッズを切り盛りしていく」話題に響く言葉が多かった。

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いとうせいこう氏の小説を初めて読んだ。TWITTERで素晴らしいとの評判を知り、この4月に読み終えた。ほぼ10年程前に知り合った、出会って本当に良かったといつまでも感謝している素晴らしい友人のメモリアル・セレブレーション会に参会する為に乗った機内で読み終えた。小説家とはこんな奇想天外かつ温かいストーリーを編み出すんだと圧倒された。本当に読んで良かったと心から思えた作品だ。

さぁ、自らの感性を研ぎ澄まして、二度と面と向かっては会えない友のドスの効いた声、絶対笑わない頬の表情、一緒に出掛けた至極の3泊4日の二人旅の思い出を温めよう。私の大好きな友はどんなホットなナンバー(忌野清志郎さんのトランジスタ・ラジオより)を電波に乗せて届けてくれるだろうか。。。心に響いてくる音楽、DJの語り、それも誰が語っているかは、リスナーの想像力次第とは、ラジオって本当に素晴らしいメディアだと思う。
ドイツの絵本作家のウサギのぬいぐるみから手紙が届くフェリックス シリーズを娘が3歳くらいの時から、ほぼ全シリーズ読み聞かせた。娘の2歳か3歳のお誕生日の時に、ローマでオフィスが向いだったアメリカの大学の同窓かつ、子供の保育園友同僚女性からシリーズの第2巻、タイム・マシーンの本をプレゼントに頂いたのがきっかけで、このシリーズの事をしった。

フェリックスと出かける時空間旅行が楽しく、私も夢中になった楽しい絵本シリーズだ。調子にのって、料理のレシピ本まで買って、様々なレシピに週末取り組んだ程の大ファンだ。ドイツ語から英語訳の本はあまり出回っていなくて、このシリーズはイタリア語か日本語でしか読んだ事がない。この間、娘が静かに一人で黙読して、手紙を開けて読んでいた。日本語能力がここまでついてきて、母としては嬉しい限りだ。



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小学校3年生の夏休みが始まった。この夏の目標はお話の本を10冊、20冊と読むことだ。娘の日本語の読解力の深みがしっかり根付いていない印象があるので、お話の本を読んで、ストーリーに入り込めるように気長に一緒に読書の伴走をしようと思っている。娘が最初に選んできた本は
日野原重明氏の『いのちのおはなし』(2007)と斎藤洋氏の『ペンギンたんていだん』)(2002)の2冊。読書ノートがお話の本で盛りだくさんになりますように。。。。

ちなみに、プラクティカルな事が大好きなので、お話の本ではない、説明の本や図鑑は大好きな娘だ。例えば、~のひみつシリーズや、工夫の図鑑等、いつまでも知識を吸収しようとして、読んでいる。娘は6歳の頃から、この手の説明文的な本が大好きで、当時は英語でReal Life Booksと自分で命名していた。母としては、生々しい現実の世界は大人になってから十分に味わえるので、しばらくは、古典も含め、お話の世界に引き込めるよう、読書を楽しめるようになってもらえるように願っている。娘が大学に進学するまでに一緒に少女、少年の成長、家出、冒険小説をこれからガンガン読んでいけるように、母もペースを上げていくつもりだ。

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備忘録として、学芸会の配役を記しておきます。数年経ったら、懐かしく、ひとりひとりの事を思い出したいので。娘は小3のゆうあちゃんと一緒にオープニングでウサギちゃんの恰好で二人でひたすら、「たいへーん、たいへーん」と騒いで出てきていた。

名探偵デカワンコ  あいちゃん
三毛猫ホームズ   みずほちゃん
村長さん  めいかちゃん
リス        ほのかちゃん
ウサギ1と2    ゆうあちゃんと娘
鹿さん       すずかちゃん
たぬきさん     なのちゃん

悪党たち
とらきち      やまくん
くまさん      みさきちゃん
おおかみ      とーくん
いたち       はるちゃん
いのしし      なっちゃん
きつね       るぅーちゃん     

悪党たちにさらわれる サキチさん  セイナちゃん


昨年の トルストイの 「おおきなかぶ」の方が台本も面白かったが、今年もみんな頑張っていてよかった。劇の演出もされる担任の先生はすごいと思う。
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昔、あんなに好きだったウッディ・アレン監督の映画を借りてきたが、あまりにもつまらなく、がっくりした。嫌味なインテリ・爺さん、芸術家の友人たちがさもありなん的で空疎であり、リアリティがなく、全く楽しめなかった。南部のコンサーバティブな信仰深い母娘と元夫の侮蔑的な描かれ方にもうんざりした。ミッドライフならぬ、シルバー・クライシスの爺さん話には全く笑えず、嘲笑しか浮かばなかった。あぁ、残念。

アレン監督の作品は『世界中がアイラブユーEverybody says I love you(1997年)』までは作品が公開されると映画館まで行って笑っていた。サントラCDも何本か買った。70年代以降の主要作品はVHSビデオでも数本持っていたし、著作も、シナリオも読んだ程、熱烈なファンだった。

30歳目前で始めた大学院のコース・ワークで拘留生活(のようなもの)にどんよりと過ごし、妊娠、育児、仕事をしてきて、すっかりアレン映画の会話が楽しめなくなっていた。ニューヨーク、マンハッタンに生息するコロンビア大学なり、NYU、CUNYのヒューマニティー分野に通じた登場人物の立居振舞、好み、会話がスノッブかつ軽快すぎて、面白くもなく、コネクトできなかった。

10年以上、彼の新作を観ないでいた。過ぎ去りし月日の長さに、自分の好みも随分と変わったとしみじみと思った。映画は泣いたり、びびったり、感動したりもいいが、やはり、笑えて何ぼのものと思っている。昔、笑えた映画を失くした事は残念だ。
先日DVDを観たら、主演女優(懐かしいEnglish Patientで奥様役だった方)の演技も素晴らしく、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ統治下のパリで実際にあった仏警察によるユダヤ人迫害に興味があったので、早速、翻訳本(原本は2006年出版)を読んだ。

1932年生まれのポーランド系ユダヤ人少女サラと彼女の家族が辿った運命と、現代を生きる40代半ばの在仏アメリカ人女性、ジュリアの仏人夫の家族とが繋がっていく。サラとジュリアの互いの体験が交互に展開していく構成、フランスーアメリカーイタリアへと二人の人生が交差していくストーリーが深く、重々しいけれども、とても良い小説だと思う。ジュリアが子宮外妊娠含め、流産を3回経験した後、45歳で第2子を妊娠し、新たな生命が育まれていき、ティーン・エージャーになろうとしている長女と3人で生活を歩み始める決心をしていく展開に共感を覚えた。

本書で扱っている史実は、1942年7月16日にナチス占領下のパリで、フランス警察により一斉に13,152人のユダヤ人がエフェル塔近く自転車競技場ヴェロドローム・ディヴェール(Vélodrome d'hiver) 通称、ヴェルディヴ(Vel' d'Hiv)へ検挙・連行された事件である。衛生状態が極めて悪いヴェルディヴで数日過ごした後、1万人を超えるユダヤ人が、パリ、オステルリッツ駅から近郊の3ヶ所一時収容キャンプ(ドランシー収容所、ロワレ県(列車で1時間程)のピティヴィエ、ボーヌ・ラ・ロランドの2収容所) に移送された。サラの家族の場合、自宅から連行された3週間後(8月5日)、男性、女性、子供たちの順番で、別々に家畜用列車で約1,400キロメートル離れたポーランド、アウシュビッツに送られた。このヴェルディヴへの一斉検挙の13,152人の内、2歳から12歳までの子供は4,115人もいた。第二次世界大戦を通じて、全フランスから約8万人のユダヤ人が収容所に送られ、終戦後の生存者の数は2-3千人に止まった。

在パリのホロコースト解明・活動家のレヴィ氏がジュリアに言う言葉が重い。

「過去を呼びもどす際は苦痛を伴うことがあるものでね、ミス・ジャーモンド。不快な響きに襲われることもないではない。真実は無知より辛いものだから」(183頁)

祖母が一族の中で唯一の生存者であるジュリアの親友の友人、ギョーム氏がジュリアに言う言葉と重なる。
「注意したほうがいいよ、ジュリア」
「あなたはパンドラの箱をいじくっているんだ。この世には、その蓋をあけないほうがいい場合もあるからね。真実を知らないほうがいいときもあるんだし」(188頁)


しかし、ジュリアは史実、真実を探る事に決め、10歳で両親とヴェルディヴに連行されたサラの生涯を辿って行く。何が真実であるのかを知らない方が軽快かつ快適ではある。見知らぬ人の軌跡、現実を見知ろうとするジュリアの勇気の重みがひしひしと伝わってくる。
10歳の少女が緊迫、劣悪なる条件で一生を得る十分条件ではないが、必要条件として、危機一髪の場面で誰がその場にいて、助けられる立場にある大人が彼・彼女の善意を示す勇気が出せるかどうかの偶然に依ると思った。

エンディングは映画より書籍の方がより深く、二人の子供を育てていくジュリアの未来により寄り添えそうな気がする。もちろん、映画も原作に忠実で素晴らしい作品だと思う。

本書を読んで、ジュリアの決意、行動は「ならば見知れ 見知らぬ人の命を 思い知るまで見知れ 顔のない街のなかで」と歌う中島みゆきさんの『顔のない街のなかで』の歌詞と重なった。時空間を超えて、全く見知らない人の痛み、祈り、喜びを見知ろうとし、中途半端に見知った所で安心せず、どこまでも見知り、想いを寄せる事、真実は無知より辛くとも、強く尊いと思う。






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サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)/新潮社

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娘の小学校の特別授業に俳句を詠むクラスがあり、今月の俳句は、一緒に自転車で遠出した事を詠んだ。お正月時だったので、車が全くなく、夕方、自転車2台でスピードがどれだけ出るか試し、遠出した。暗くなってきたので、大急ぎで帰ってきた。動物園、温泉旅行等、特別なイベントよりも、距離とスピードを出して自信をつける日常生活での体験が今月一番の思い出になっている事がわかり、嬉しい。日常生活を大切にしようと思った。


自てん車で  母とぼうけん  冬日ぐれ


他にも娘と仲良しのお友達の俳句も良かったので、記しておく。


あいちゃん 
朝日出る まわりはみんな みかん色

はるちゃん
えさをまつ ヤマガラせいれつ 冬の朝
(ヤマガラ varied tit 山あいに生息する小さいい鳥の名前)