ご無沙汰しておりました。この間ものすごい距離を移動していました。

そのご報告の前に再び四国は徳島で上映会があります。そのお知らせです。私も会場でトークをする予定です。

まず、ここ一週間のご報告。17日は世田谷でメディアリテラシーに関する市民講座をして、その足で横浜の上映会に。翌朝朝一の飛行機で十和田の上映会へ。久しぶりに苫米地さんや山内さん、菊川さん、さそうさんにお会いしてきました。皆さんお元気で、一安心です。六ヶ所から帰った翌日は名古屋へ。「縄文うさぎ」という民家を再生したのんびり、ほんにゃりしたリラックス空間でカレーやマクロビのスープ、天然酵母のパンなどをいただきながらトークセッション。ここで話したことはまた別のトピックを立ててお知らせしますね。すごく

良かったんです。そしてセッション終了後、映画とライブでイベントを仕掛けてくれているタカさんと二人で車を運転して松江へ。9aidWALK9 の初日に合流して15キロの道のりを歩きました。翌日は同じ車で名古屋へ帰り、新幹線で帰宅。翌日は朝から大学の卒業式、式が終わってすぐに電車に飛び乗って福井へ。福井の上映をしてくださったのは「福井ミニキネマ」の面々。なんと会が発足して65回目の作品が「六ラプ」だったんです。そして会が「野の花賞」を受賞した記念すべき上映会となりました。県の広報からも取材を受け、「六ヶ所村ラプソディー」は予想外の注目をいただけました。同じ日に同じ市内のバーでサヨコオトナラのオトさんと、翌日上映を主催してくれた越前氏の山崎隆敏さんと三人でトークしました。物凄くおいしい天然酵母のパン屋さんを営むオーニックの栗原悟郎さんが開催してくれたのです。トークの前にグラスボールの演奏があり、気持ちのチューニング効果がありました。トークは本当に地道に活動をしていらした山崎さんの思いやオトさんの、ポップな心意気が共鳴するものになりました。原発が世界で最も密集する福井ならではの雰囲気でした。悟郎さんは山崎さんとつながり、歴史ある映画鑑賞会のミニキネマと若いグループもつながりました。翌日は長野へ。長野の上映会は300人も来て下さいました。風邪をひいて鼻をずるずるしながらの情けないトークを聞いてくださった皆様、ありがとうございます!!会場に来てくださった若者たちが

上田や千曲、十日町でも上映したいと、言ってくれて感激でした。長野は暦が一月遅れの旧暦で行事をすることが多いそうです。お彼岸のおはぎはくるみのたれをかけたものでした。スタッフ手作りのおはぎとおしんこ、りんごグラッセ、どれもおいしかったです。はあーちょっと長いツアーでさすがに最後は朝遅くまで寝てしまいました。でも能登沖地震の揺れが長野まで・・・。私の実家は能登半島の付け根にある氷見市にあります。

続きはまたこんど。


3月31日(土) 徳島県徳島市


【上映日】
3月31日(土)
【上映時間】
14:00
【会場】
徳島市・「ふれあい健康館」
徳島市沖ノ浜東2-16
088-657-0190
【料金】
コープ自然派組合員:500円
一般:999円
学生:500円
【問合せ】
コープ自然派徳島 六ヶ所村ラプソディー上映実行委員会
水谷香穂子 088-665-8181
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詩人からのメッセージ

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皆さん、詩人アーサー・ビナードさんをご紹介します。私がこの詩人を知ったのは朝日新聞の夕刊に毎木曜日に連載されていたコラム、「日々の非常口」からでした。日本人よりも鋭い日本語への感性、社会を切り取るその視点のユニークさ、そしてユーモアにすっかりファンになりました。そのアーサー・ビナードさん、最近はこんな本を出されました。


第五福竜丸

これは1954年、53年前に起きた第五福竜丸事件を絵本にしたものです。ベン・シャーンという

天才的な画家を絵を描き、文章をアーサーさんが担当しています。素晴らしい本です。

「六ヶ所村ラプソディー」の評は


絵手紙
この雑誌に書いていただきました。ご本人の許可を得て引用します。

遠くて近きは放射能汚染

国籍や人種、職種、宗教、学歴などで人間を振り分けることは、ぼくの体質に合わない。

「日本人だから・・・」「アメリカ人というのは・・・」と十把一絡げに言っても、実際はみな違っていて、せっかくのその多様性を言葉が消し去ってしまう。例えば好きな女性のタイプは?」と聞かれると、何と答えたらよいか分らず、タイプじゃなくて、ぼくが好きなのは個人だ、と思うのだ。分類を拒むバラエティーに富んだ個性的な個人。

「嫌いなタイプ」も、別に決まっていない。ただ強いていえば苦手な類は一つ、あるにはある。何か長期にわたるような問題について話し合っているとき、「そうなったころにはどうせこっちは生きていないし・・・」とか「もう年だから、俺たちには関係ないけどな・・」とか言える人だ。地球温暖化、それに伴う異常気象、海面上昇、あるいは放射能汚染が話題にのぼると、だいたい誰かがそんなセリフを吐く。

この地球に生まれ、「年だから」とのたまえるほど生き長らえておいて、その間に自分が自然環境からどれほどの恩恵をこうむってきたのか、まったく分っていないわけだ。いい年をして、「立つ鳥跡を濁さず」という日本語も知らないのか。濁しっぱなしであの世へ飛び立って、あと野となれ産業廃棄物の山となれーどうせそれだったら、今からさっさと飛び立ってくれ!なんて、ときには怒鳴りたくなってしまう。

ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」の中でもぼくの苦手な類の人はちょい役で登場する。青森市内の路上で監督が、通りかかった男性に、六ヶ所村核燃再処理施設から出る放射能をどう思うか、と尋ねる。すると男性は、自分はもう「年だからいい」と返す。

青森県下北半島の付け根に、二兆一千九百億円の工事費が使われて建てられた施設では、原子力発電所から出る核燃料のゴミを、再処理しようとしている。燃え残ったウランと、

生成したプロトニウムを取り出して、いずれそれを燃料にしようという計画だ。ところが、

その工程で大量の放射能が発生する。高さ百五十メーターの煙突から、放射能ガスと蒸気が大気中に放出され、放射能たっぷりの排水と廃液は海に流される。原子力発電所が通常、一年の間に出す放射能汚染を、六ヶ所の再処理工場はたったの一日で出す。その一年間の

排気と排水に含まれる放射能は、ざっと5万二千人分の致死量に相当するのだ。

再処理工場を雇用先として歓迎する住民と、反対を続けている住民と、工場でうるおってきた建設会社の社長と、風下で畑仕事をせざるをえない農家の人々とー「六ヶ所村ラプソディー」はさまざまな立場の人間に耳を傾け、その素顔をとらえている。みているうちに村の土の匂い、青森の季節の移り変わりと歴史の流れが、静かに迫ってくる。

そこで気づく。国民の大部分が無関心でいられるのは「どこにあるか分らない、どうせ行くこともないし」、つまり「遠いから関係ない」と思い込んでいるからではないか。「もう年だからいい」とごまかすには、まだ年齢的に早い人間は、距離でごまかしているのだ。

原発が一年で出す放射能を毎日放出する施設が、東京近郊にもし、できたなら・・・。

しかし、本当に青森は遠いのか。日本のリンゴの半分以上が青森産で、ヤマイモも四割近くがそうだ。ニンニクときたら八割以上が青森からやってくる。再処理工場の排水と廃液がどんどん流されていく三陸沿岸は、ウニやアワビがたくさん獲れるところで、さらに全国のワカメの七割も産している。日常的に青森は、みなの食卓に直結している。

そしてまた電気を点けるたびに、遠い六ヶ所村とつながる。再処理工場を稼動させているのは、ぼくらだ。」


アーサーさん素晴らしい評をありがとうございました。


kama


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Jazzyな上映会

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川崎でライブと一緒の上映会があります。
こちらの面々、Jazzyな上映会、ぜひお出かけ下さい。こんなメッセージが届いています。“JAZZYでオーガニックな空間とこの日限りの特別なステージを” リラックス出来、心が休まる音楽を、「”和”の持つ独特な安らぎ」をテーマにデコレーションした空間で有意義な一時を。 フードにオリジナルなアイディアを取り入れ、安らぎと健康を表現。 六ヶ所村ラプソディーの映画上映とトークセッション。
音楽を素直に聞き入れ、目で見て学び、 ジャンルという壁を越えた1つの素晴しい夜に


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kama





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誕生日

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今日は広島に来ています。昨日の三日、そして今日四日は一年前ちょうど「六ヶ所村ラプソディー」を公開した日です。昨日は大阪と広島、今日は岩手の遠野、広島で二ヶ所で上映があります。ちょうど映画の誕生日に日本のあちこちで上映していただけるなんてものすごくうれしいことです。この一年映画を観て下さった方々、上映してくださった方々、本当にありがとうございました。地味な映画が一年間、じわじわと広がって、未だに上映が続いているどころかますます広がっていく勢いなのは皆様のおかげです。心から御礼を申し上げます。映画を公開した一年前から比べていかに六ヶ所の事に興味を持つ人が増えたか、考えると奇跡のようです。これからもどうぞ応援、よろしくお願いします。

kama