未踏技術を現生人類(ホモサピエンス)が文明を持続させるために必要とされている技術と定義しています。

無限にエネルギーを得る為の核融合技術は典型的な物だと思います。2010年代とコンドラチェフサイクル(景気変動60年サイクル説)で同じと考えられている1950年代頃には、米ソ二大大国が競って開発競争をしましたが、50年後の現在でも完成していません。石油資源の枯渇や中東地域での政情不安定が開発競争に拍車をかけたと記憶しています。数百兆円とも推定される資金が投入されたにもかかわらず未だに未踏技術いや未達技術として実用化に至っていません。太陽の内部で行われている核融合反応は地上には降りてこないモノなのかも知れません。

しかし、エネルギーを取り出す技術は発展していて太陽電池はこの50年間に十分に実用化段階に入っていますから、太陽からのエネルギーをそのまま貰う発想の方がより効果的だったと言う事になります。エネルギーに関する未踏技術は他にも多く存在しています。技術論文でもないので割愛しますが、2010年代には1950年代に起こったようなテクノクラート(技術官僚達)の推進した存在しえない技術開発テーマがそのマヤカシ(虚偽)を露呈させていく時代でもあると考えています。

ソ連の崩壊はテクノクラート達の自己満足的な技術開発が原因だったと考えています。最後はチェルノブイリ事故で自国民の頭上に原子爆弾1000発以上に放射能を浴びせて彼等の野望は潰えたのです。

現在の日本の行政も変わりません。やがて財政破綻から超インフレで終わるのならば、国土の荒廃よりはマシだと言わざる終えないのです。国破れて山河ありとけだし名言と思います。

太陽電池が核融合よりも現実性に富んだ技術だったように、エネルギーを無限・無尽蔵に手に入れる方法は多く存在しています。開発費用は「俺でも出せる」と言う位なものですが寧ろ行政の枠組みを方が難物です。いっそ規制のない外国の方がやり易い事になってしまいます。