姿勢を保つのは腹筋だというコーチがいます。
一般に言う腹筋は縦に割れて6つに分かれている腹筋を
連想してしまいます。
これは、腹直筋で、マラソンにはあまり必要ありません。
極端な話、俗に言う上体を起こす腹筋が一回もできなくても
マラソンは完走できます。
姿勢を保っているのは お腹側と背中側の筋肉でバランスを
取っているからです。
走っている姿を横から(矢状面)見たとき、
お腹を曲げて伸ばし、曲げて伸ばして走っている人を
見たことがありますか?
トレーニングする場合、行っているスポーツでどこの関節が可動し
どこの部分が安定しているかを見極めることが大切です。
そのスポーツの動きに近い筋トレをすることを
特異性の原則にそったトレーニングといっています。
マラソンの場合お腹側の安定性を保っているのは
腹横筋です。
つづく。