自分の考えを「伝える力」の授業/日本実業出版社
¥1,512
Amazon.co.jp

序章 自信を持って意見を伝えるために

 01. 意見が言えない3つの原因

  ■ 「自分の意見が間違っていたら嫌だから」という気持ち

   このような反応は、「世の中には『間違った意見』というものがある」という前提から
   きているが、そもそも「間違った意見」などというものはない。

   
  ■「正しい意見」も、「間違った意見」もない

   意見とは、人間一人ひとりが頭の中で作り出すもの。
   その人の立場や経験、知識、性格によって変わってくるもの。
   人間の立場、性格が千差万別であるように、意見も千差万別である。
   

  ■「正しいか否か」ではなく、「説得力があるかどうか」

   説得力のある意見とは、きちんとした根拠のある意見のこと。
   意見の善し悪しを決めるのは、「誰が」その意見を言ったかではなく、その意見で「何が」言われているか
   

  ■「意見を言って、その場の空気を乱したくない」という気遣い

   察し合って、空気を乱さないようにするという感覚は、日本で重んじられてきたもの。
   察し合うこと自体は、相手の気持ちに対する想像力があるからこそ、できるものなので素晴らしい。
   しかし、察し合いによるコミュニケーションは、同じような価値観を持った人同士にしかできない。
   

  ■意見を伝えること自体が「貢献」になる

   「人間は一人ひとり違うからこそ、素晴らしい」というのがベース。
   
   自分はこういう個性だからこそ、こんな意見をもっている。
   そして、その意見は他の人と違うからこそ意義がある。


  ■「自分だからこそ言える意見」で貢献しよう

   議論において意見を言う、ということは、その場に貢献するということ。
   個性を大事にして、花を開かせてあげれば、皆さんが参加する議論は、もっと変わるはず。


  ■けんかと議論の違いとは?

   議論が目指すのは、「お互いに意見やコメントを言い、時には反論することを通して、
   もっと良いものを作り上げる」こと。
   
 
 02. 自分はどんな「意見人」なのか?個性を把握するエクササイズ

  <エクササイズの手順>

   ①テレビやネットなどでニュースを見聞きしたら、「私はこのニュースについてどう思うか」と自問する。
   ②①で自問してきた答えについて、「なぜそう思うのか」という根拠を考える。

  <例>
   ・ 火事で80歳のお年寄りが亡くなった、というニュース
   ①かわいそう
   ②私がこの年よりだったら、せっかく長生きしたのに火事で死ぬなんて、あまりに悲しすぎるから
 
   ・ 日本の選手が国際大会で優勝した、というニュース
   ①すごい!
   ②そもそも優勝すること自体がすごいけれど、ここまで来るためには、この選手は血がにじむような
     努力をしたに違いない、と思うから
 

コクヨ式 机まわりの「整え方」 社内で実践している「ひらめきを生む」3つのコツ/KADOKAWA/角川書店
¥1,404
Amazon.co.jp


序章 生産性の高い机には「共通点」があった

 01. 「会社に来るのが楽しくなる環境」をつくろう

  机をきれいにするのは基本だが、もっといえば、「創造性に満ちた場にすること」

  「片づけない」のも「片づけすぎる」のも良くない。
  どちらも仕事場として最適ではないし、何よりもワクワク感が生まれない。

  ■「机をきれいにする」ことで、「会社を楽しい場にするぞ」という声明である


 02. 人は「机と一緒に成長」する

  いつも机に快適に向き合いたい。あるいは、机を前にして座っている時間をムダなく過ごしたい。
  そんなときには「片づける」ことと「整える」ことが大切。 


 03. これは基本!机には「3つの種類」があります

  ①デスク(机)


   個人の集中力を高め、生産性を阻害しないようにする

  ②テーブル(卓)

   仕事のやり方が「個人作業からチーム協働へと進化している」ことが深く関係


  ③カウンター(台)

   ちょっとした作業やコミュニケーションにはもちろん、モノを置いたり並べたり、
   製作や展示の“台”になる。


 04. 机と向き合うときの「心理効果」-高さ
 
  低い机はサロンのような雰囲気が出て、じっくり面と向かってお互いの時間を共有することになる。
  逆に高めの机は、カジュアルな触れ合いをつくってくれる。
  

 05. 机と向き合うときの「心理効果」ー組み合わせ

  使う人が主体的に働きかけることでさまざまな関係性が生まれ、逆に机が、
  使う人に心理的な効果を及ぼすものである。
  

 06. 整えるコツ① 「楽しさ」から考える

  マジメな日本人は「会社」と「楽しい」がセットになることに、往々にして
  違和感を覚えるが、あなたが楽しそうにしていることは、会社にとってマイナスでしょうか?
  あなたが楽しそうなら周囲も楽しい気分になります。
  楽しければ、笑顔がこぼれるでしょう。


 07. 整えるコツ② 「目的」から逆算する

  目的から逆算して机を整えていけば、いつも仕事に快適な状態が保てる。
  目的意識なしに片付けようとすると、片付け作業自体が苦痛なものになるし、
  片づけても片づけても快適さが手に入らない。


 08. 整えるコツ③ 「時間」を区切る

  誰もが、さまざまな種類の仕事を、複数抱えているはず。
  そして、それぞれの仕事の「時間」や「期限」を区切らずに、無制限に広げてしまう。
  一つの仕事に取り組むときには、その時間や期限を意識的に区切るクセをつけよう。
 

ブラック社員がこんなに!動く 佐川急便の『マネジメント』/東邦出版
¥1,543
Amazon.co.jp

【書籍ダイジェスト】

まずは自己紹介を兼ねての決意表明。これがキツイ。
自己紹介においてはユーモア不要。笑顔禁止

決意表明は宣言であり、「◯◯したいと思います」とか

「◯◯できるように頑張ります」という言い方は一発不合格


「会議でも声の大きいヤツの意見は通りやすい。
少々間違えたこと言うてても、みな、なんとなく迫力に負けて引き込まれるんや。

もうひとつ言うと職場に声の大きいヤツがおるとまわりも元気になる」

中途採用には罵声を浴びせる


遊んだ次の日ほど、誰よりも早く出社し、仕事に取り組む


佐川急便では特に新卒は金の卵のように扱われます


現在の借金や、毎月の返済額などは、頭に入れておく必要があります。

それによって、この会社で頑張れば、ああなってこうなって、と仮説を立てて、
何年後にはこうなっているとイメージさせるのです。

この会社に長くいたいんだったら過剰な自己評価はしないでおけと。
謙虚にならないとかわいがってもらえない。かわいがってもらえないと、ただ生意気なヤツ。
会社の中枢には入ることはできない。

上司に文句があるなら、同じ目の高さまで上がってこい!

これは当時の営業課長が私に言った言葉です。


責任はすべて上から取る


張本人の私よりもむしろ、先輩にその管理責任を問う佐川式の姿勢が、

直接怒られるより何倍も心に痛く響きました。


出した指示・命令は、必ず自分自身で無事遂行されているか確認せよ。

責任はすべて、上から取る褒める部分は、できるだけ小さい方がいいです。

その方が、部下は自分をよく見てくれていると感じますから。

そして、大勢の前で、しっかりと褒めちぎることです。


顧客からの好評判を、大勢の前で褒められると、

会社や上司の見ていない場所においても、部下たちは、善行を続けるようになります。


部下に対する依頼のし方ですが「わるいけど」と言うだけで、より素直に動きます。


えこひいきは複数の部下を失う

起業家のように企業で働く/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
¥1,490
Amazon.co.jp

はじめに 君はただ「会社」から言われたとおりに働き続けるのか?

 第一章 志をもつ

   上司や人事部長に言われると「業務命令」だから、意に添わなくても
   従わなければならない、と思い込んでいる。
   でも、上司を味方につけ、あるいは諦めさせ、好きなことをやっている人がいる。
   
   ほとんどの人が組織に依存していて、自ら主体的に動けるということを忘れてしまっている。
   企業で働くにしても、自ら仕事を作り出し、自らの責任において行う、
   すなわち「自律」が必要になってきた。

   企業において、上司から適切な問題文を与えられない環境では、
   自らの頭で「問題文を作り出す」ことが求められる。
   すなわち、Howを知っている人ではなく、Whatを考えられる人、価値を生み出す人が必要。

   

  01. 出世しなくてもいい

   人材は、組織ニーズに見合うエンプロイアビリティ(雇用されうる能力)を高めるために
   自己投資をし続けることが必要である。
   環境変化に対応すべく、絶えず学習し、成長し続けなければならない。
   
   企業と人材の関係は、親子関係から対等な大人同士の関係に変わった。

   キャリア・ビジョンを持つと、日々の仕事のやり方がそのビジョンを実現することにつながっていく。
   また、仕事は生活の糧や苦しみの対価ではなく、自己実現や自己成長、世の中への貢献の手段としても
   機能しているはずだし、そこに楽しみや喜びや遊びの要素だって見つけることはいくらでもできる。

   ワークとライフをきっちり分離してしまうのではなく、その接点をもち両方を有機的に結びつけて、
   人生を有意義にしようとする姿勢のほうがずっと人生が充実する。

   『自分の運命は自分で管理しなさい。さもなければ誰か他の人が管理しようとする』(ジャック・ウェルチ)


  02. 言われたことをやるだけで終わらない

   かつては、ヒト・モノ・カネを使って、いかにモノやサービスを売るかということが主眼だった。
   このような図式では、馬力、前さばき、人脈、学閥、社内政治というような保有能力が
   非常に重要で、できるサラリーマンはそれに長けており、評価され出世していった。
   しかし、環境・技術激変の時代に求められるアウトプットは、いかにソリューション、顧客満足、
   価値・付加価値、成果を生み出せるかだ。

   そうすると、アウトプットするためには、専門知識、専門外の幅広い知識、最新のテクノロジー、
   IT/語学リテラシーなどが必要で、かつそれらを常に高め続けていかなければならない。
   

  03. 上司のポジションをイメージを持って働く

   事業責任者、あるいは少なくとも二つ上の上司の視座を持って働くことで、
   自身の成長に繋がるし、やらされ感や受け身の姿勢から解放されて、仕事が楽しくなる。

   常に事業の収益を念頭に置き、公私混同せず、会社の金を使う時と同じように考えられるか、
   成果を上げることにエネルギーを注げるか。
   そうすると、自分の果たす役割や、やっている仕事の意義も見出しやすくなる。


  04. 自分がどうなりたいかよりも大切なこと

   組織を使って世の中で何を成し遂げたいのか、貢献したいのかを考える。


  第二章以降は、アメンバー限定記事で配信予定
   

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?/かんき出版
¥1,512
Amazon.co.jp

 第一章 人生を変えたければ「ノート」を変えよう!

  01. 頭がよくなるノートvs能力にフタをするノート

   【 頭がよくなるノート 】

    ・ 見るからにすっきりと美しい
    ・ A4サイズ以上の大きさである
    ・ 使うペンは3色以内
    ・ 1ページ1テーマで書かれている
    ・ 黒板、ホワイトボードに書かれたものを整理して書いてある
    ・ 余白が十分にとられている
    ・ 図、表、絵、グラフなどがたくさん入っている
    ・ ノートを見返して再現できる


   【 能力にフタをするノート 】

    ・ 第一印象がきたない。見返す気になれない
    ・ A6以下、メモ帳サイズなどで小さい
    ・ 4色以上ペンを使っている
    ・ あれもこれも、とりあえず書き込んでいる
    ・ 黒板、ホワイトボードに書かれたものを丸写しだけ
    ・ 余白がなく、びっしり詰めて書いてある
    ・ 図、表、絵、グラフなどがなく、文字だけで書かれている
    ・ 見返しても内容を再現できない


  02. 学校でも会社でも教えてくれない大事なこと

   ほとんどの人はノートの使い方を教えてもらったことがない。
   頭がいい、仕事ができる、勉強ができる人は、それまでのどの段階かで、
   「能力にフタをするノート」を卒業し、「頭がよくなるノート」へと乗り換えた人だった。

  
  03. 「能力にフタをするノート」を見直す

   どれだけ素晴らしい講義やセミナーを受けても、「その内容を再現できないノート」を使っているとしたら、
   せっかく得た知識・スキルはゴミになってしまう可能性大である。
   ノートの生命線は「再現性」。これが一番大事な目的である。


  04. ノートをおろそかにするとマイナス影響を受け続ける

   ①「きたないノート」  ▶理解力・モチベーションの低下
   ②「小さいノート」   ▶複雑なことを考える力・ロジカル思考力が育たない
   ③「カラフルなノート」  ▶優先順位を決める力・判断力を培えない
   ④「メタボなノート」   ▶捨てる力・整理力の低下
   ⑤「コピペノート」    ▶記憶力・自分で考える力を奪う
   ⑥「すし詰めノート」  ▶理解スピード・復習力の低下
   ⑦「文字だけノート」   ▶視覚的に把握・表現する力が養えない
   ⑧「きれいなだけノート」▶勉強力・理解力の低下


  05. 方眼ノートがあなたを変える

   方眼ノートのタテ・ヨコの線を上手に使い分けると、
   ・ 行頭をそろえる
   ・ 行頭から2~3字下げたところに小見出しを書く
   ・ 項目が変わったら、行間をあける
   ・ 余白部分がつくりやすく、情報整理のスペースをつくれる