祝★FUJI ROCK 2012 出演決定！！
■上原ひろみ"サマーレインの行方"文庫版読んだ♪
彼女のプロ意識とハングリー精神には脱帽した、天才らしからぬ努力につぐ努力…座右の銘は努力、根性、気合い、と体育会系！
12歳でプロのピアニストなる決意をし音楽中心の生活。
浜松北高時代には3年間、校舎のエントランスに置かれたピアノを弾く日々。
小学校高学年では、すでに作曲や編曲もし"踊るポンポコリン"をクラスの音楽会でタンゴ･バージョンに仕上げて披露している。
高校時代では、周りの生徒との音楽に対する温度差からクラスメイトを泣かしてしまうことも…
しかし、無名の高校時代に巨匠チェック･コリアとの共演。
そのチェック･コリアにして"百年に１人の音楽家"だと言わしめる。
渡米の欲望を抑えての、東京での大学生活。
錦糸町で蟹を売り、ラーメン屋でアルバイトをする。
バイト先も英会話教室も、通学圏内でピアノを弾く時間を最も優先させた。
その後、名門バークリー音楽大学へと入学、アジア人としての偏見に打ち勝ちながら首席で卒業する。
在学中に名レーベル"テラーク"からのデビュー。
その後は真っ赤なノードリードを背中に背負い、世界各地を飛び回る演奏の日々。
お膳立てのある日本とは違い、移動の飛行機も宿も自分で手配する。
野外フェスでは楽屋もなく、ブッキングされながらも、これはジャズじゃないと非難されることやトラブルはざら…演奏中の不具合や楽器が直前まで届かないこともあると言う。
旅から旅の日々…
年間のほとんどがそんな感じだ。
その中で興味深かったのは、彼女が初めフジロックに出演したときの項。
2005年7月31日苗場。
入り口から40分ぬかるみを歩き、奥地のオレンジ･コートというステージ。
フジロックはリハーサルなしの一発勝負。
強行日程のなか、普段の客層とは違うオーディエンスを前にしての、圧巻のライヴ･パフォーマンス！！
その時も音響トラブルに見舞われながも乗り切り、まさかのアンコールまで披露。
名曲"サマーレイン"の終了とともに、空からは雨が降り始めた。
"心がブルッと震える音楽"その刹那を求めて彼女は演奏を続ける。
今日より明日、明日より明後日…
彼女のその情熱は決してやむことはない。
これからもずっとずっと、この世界で生きている限り、この先も…
東京ジャズ2011 Hiromi Uehara （上原ひろみ） Voice
東京ジャズ2011 Hiromi Uehara （上原ひろみ） Summer Rain
Hiromi's Sonicbloom - Time Difference
HIROMI'S SONICBLOOM - Led Boots
●上原 ひろみ 1979年3月26日生まれ ディスコグラフィー
2003年6月25日 『アナザー・マインド』
パーソネル Hiromi Uehara(p) Mitch Cohn(b) Dave DiCenso(ds)
2004年4月21日 『ブレイン』
パーソネル Hiromi Uehara(p) Anthony Jackson(b) Tony Grey(b) Martin Valihora(ds)
2005年10月19日 『スパイラル』
パーソネル Hiromi Uehara(p) Tony Grey(b) Martin Valihora(ds)
2007年2月21日 『タイム・コントロール』
2006年10月録音 パーソネル Hiromi Uehara(p) Tony Grey(b) Martin Valihora(ds) David Fiuczynski(g)
2008年1月30日 『デュエット』
チック・コリアとのデュオアルバム
2008年5月28日 『ビヨンド・スタンダード』
2008年1月録音 パーソネル Hiromi Uehara(p)、Tony Grey(b)、Martin Valihora(ds)、David Fiuczynski(g)
2009年9月5日 『プレイス・トゥ・ビー』
2011年3月16日 『ヴォイス』
上原ひろみ THE TRIO PROJECT featuring Anthony Jackson & Simon Phillips
2011年11月23日 『Get Together ～LIVE IN TOKYO～』
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