境界例が"上司だった場合"については二回に渡って書きましたが、経営者だった場合は、忠告する人間がいない(または少ない)為、更にエスカレートします。

また、経営者には労働者に対する義務が発生しますが、境界例社長はその義務を果たしません。




●労働基準法を守らない。
→他者(=社員)のブライベートな生活などは考えません。境界例社長の利益しか頭にありませんから、時間外労働、サービス残業、賃金未払いなど、労働基準法を無視した体系になります。

境界例の頭の中は「欲」ばかりですので、コンプライアンスを守れません。





●理不尽で激しい叱責。

→境界例社長は周りにイエスマンしか置きません。例え境界例社長に非があっても、従業員が何か物を言えば、理不尽に叱責します。従業員への尊厳は皆無です。





●各種ハラスメント。

→モラル・ハラスメントで過度なノルマを押し付けたり、パワー・ハラスメントで言う事を聞かせます。

好みの女性社員にはセクシャル・ハラスメントで執拗に迫ります。「秘書にしてやるから愛人になれ。」などは典型的な例でしょう。




●過度な称賛要求。

→境界例社長は自尊心を満たす為に、「社長は素晴らしい人間だ。」とか「社長は賢い人間だ。」などと、従業員に「過度な称賛」を要求します。

マトモな人間なら、こんな事は恥ずかしくて出来ませんが、境界例社長は自分自身がそう思い込んでいますから、平気でやってのけます。

実際は人格に問題があるのですが。。。





●給料を払わない。

→従業員に対して、「仕事はもっと沢山しろ!」と口喧しく言いますが、"自分の所有物"である従業員への支払いは渋ります。なるべく払わないでいいように、難癖をつけたり、言い訳をしたり。

これは、境界例の「他者に支払う(お金を取られる)=搾取される=負け」という思考からです。要は、従業員へ給料を支払う事は「損をする」という認識なのです。

境界例社長の経営する会社では、ベースアップやボーナスは見込めません。ボロボロになるまでこき使われて、不要になれば解雇です。また、会社都合で解雇するにしても「自主退社」に持ち込もうとします。

労働基準局の指導や世間に悪評が広がるのを避ける為に、会社都合の解雇でさえ、"他人のせい"にしてしまいます。

最近では、雇用促進に関する補助金(新規で従業員(シルバーなど)を雇用をすると支給されます。ただし、前退職者が"会社都合"の場合は適用されません。)を貰う目的で、自主退社に追い込むケースが多いようです。





●横領・脱税をする。

境界例社長は法律より"自分ルール"を優先させます。横領でより多くの金銭を得ようとし、脱税で少しでも取られる事を防ごうとします。

"極度な節税"程度で済んでいるうちはまだ可愛いものでしょう。




●謝らない。

→例え従業員が過労死しても、適当な理由をつけて、責任を回避しようとします。

境界例社長が謝る時は、「謝った方が得(金銭的に)」をする時だけです。境界例社長に反省する能力はありません。





●従業員に厳しく、自分(境界例社長)に甘い。

→従業員には大量の仕事を押し付けますが、境界例社長本人はと言うと、午後からの出社や早退、適当な理由での長期休暇などを繰り返します。


また、仕事と言っても事務員程度の仕事をして、あとはネットやゲームをして過ごす境界例社長も少なくないようです。





ざっとこんな感じです。酷いですね。





境界例社長の思考や行動はブラック企業の典型で、社会問題となっています。

境界例社長にとって、従業員は「自分に富をもたらす駒」でしかありません。


ツールが会社経営で、目的は「支配と搾取」です。結局、境界例の頭には、それだけしかありません。



全てのブラック企業の社長が境界例だとは言いませんが、「社員を人間と思わない」からそれが出来るわけですので、人格に何らかの問題はあるでしょうね。



(続く)