守るべきもの。壊してもいいもの。
来週ちょっとした知り合いの集まりでマジックをするし、もう秋冬物のシーズンなので近くのセレクトショップにジャケットを見に行った。
前も一度見に行ったのだけど、そのときは時期ももう少し早かったし、夏物と秋冬物が混ざっている状態だった。
今回探していたのは少し光沢のあるあまり真っ黒ではないダークな色合いのジャケット。
そのお店で選んでいると周りにお客さんらしき人があまりいない。
しばらくして気が付いたのだけれど、僕のために閉店時間を延ばしてあけていてくれた。
「すいません。すぐ決めますから」と謝りながら2,3着めぼしを付けて試着していると、前買ったときも担当してくれた人が「いやいや、沢山試してみてください」と前と変わらない爽やかさでいってくれた。
とても背が高くて整った顔立ちの人だからもしかしたらデートの約束でもあったかも知れない。
でもその人のおかげでカッコイイジャケットが見つかった。
前回の更新は交通ルールを守るべきだと書いたけど、今回は閉店時間というルールを壊してくれた。
時にはルールを壊すことによってお客さんを幸せに出来るときもあると言うことを知った。