三菱重工業は2日、来月18日の金星探査機「あかつき」打ち上げに使われるH2Aロケット17号機を、ロケット製造部門の飛島工場(愛知県飛島村)で報道陣に公開した。

 17号機は全長53メートル、直径4メートル。すでに完成し、8日から種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)へ海上搬送される。

 H2Aは01年に1号機が打ち上げられた。7号機以降はすべて打ち上げに成功。09年1月には韓国の衛星打ち上げを受託し、海外から初の契約を獲得した。

 飛島工場では今夏打ち上げ予定の18号機の出荷前検査と、年度内に打ち上げるH2B2号機の組み立て作業も行われている。鈴木博工場長は「より多くの受注を得られるように、打ち上げ成功率100%を目指して完ぺきに生産する」と語った。【宮島寛】

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