9月10日(金)、『脇祖さま報恩会』が、大阪教会にて執り行われました。
読経供養では、園教会長さんより報恩賛嘆文が奏上されました。
ふれあう人の心に
信仰の燈火を
開祖さまと共に本会を創立された脇祖さま(長沼妙佼先生)は、多くの会員から慈母と慕われました。人との出会いを大切にされ、包み込むような慈悲と厳しい指導で、ふれあう人の心に信仰の燈火(ともしび)を灯されました。開祖さまの教えを心の底から信受され、法華経の尊さ、有り難さを身をもって示されたそのお姿は、信仰者の鑑ともいわれています。厳しくも慈しみ深かった脇祖さまを開祖さまは、「全会員のお母さん」と讃えられました。
平成12年には、会長先生から「脇祖妙佼慈道菩薩」のご法号がおくられました。わが身を顧みず悩み苦しむ人に救いの手を差しのべ、菩薩の道を歩まれ多くの人から慕われた脇祖さまのお徳を顕したものです。
脇祖さまの横顔
明治22年(1889年)
12月25日 埼玉県に生まれる。名前は、政。
昭和11年(1936年)
開祖さまに導かれる。
昭和13年(1938年)
開祖さまと共に立正佼成会を創立。長沼妙佼と改名。
昭和32年(1957年)
9月10日 ご遷化(満68歳)
9月15日 立正佼成会葬。
平成12年(2000年)
9月10日 脇祖さまの慈悲の生涯を顕彰し、新たに「脇祖妙佼慈道菩薩」のご法号がおくられる。
わが師と共に仏道を歩む・・・「まず人さま」
脇祖さまは、慈悲行に徹しられた方でありますが、それは、自他の別なく互いに生かされている生命の尊さ不思議を把握されていたからこそではないでしょうか。
私たちも脇祖さまに倣い、「まず人さま」に徹し、生かされている不思議を、共に味わってまいりましょう。
(庭野日鑛会長先生法話)