こんにちは。
東京都立川市さかもとみゆき音楽教室です。



昨日は、松井美香先生の
「勇気づけのピアノの先生の座談会」に参加しました。

美香先生は、アドラー心理学に基づき
保護者とのコミュニケーションのセミナーや
執筆をされている先生でいらっしゃいます。


座談会では、ピアノの先生方と
レッスンでのお悩みをどのように解決していくか、
アドラーの視点を交えながら進んでいきました。


そのお悩みの1つに「練習をしない生徒さん」というのがありました。


確かに、先生にとっても保護者の方々にとっても
よくあるお悩みです。


私自身、生徒さんが自ら学ぶ習慣ができるように
練習カレンダーや練習帳を作っています。


おかげで、ほとんどの生徒さんが自分のペースで
練習を頑張り、ピアノを楽しんで弾いていらっしゃいます。


ところが、ある先生の一言で、私は大きな衝撃を受けました!

「私は、生徒に宿題を出しません。」


ええ!!!

「宿題を出さないと、練習してこないんじゃないの?!」(by 心の声)


あ、私は宿題を出さないと、みんな練習してこないと思っているんだ…。


生徒さんの自ら学ぶ力を信頼していないのだと
気付かされたのです。


美香先生も一切宿題は出さないそうです。


でも、生徒さんたちは、
自分で教本の中の曲を好きなだけ自主的に
弾いてくるそうです。

1週間で、一冊丸ごと弾いてくる生徒さんもいるそうです。

それで、生徒さんが分からないところ、
知りたいことが深まるようにレッスンをするのですって。


そもそも学ぶって、
興味があるから知りたくて

知ったら楽しくって、
もっとやってみたくなって、
もっと知りたくなるの繰り返し。


自分自身の子どもの頃を振り返っても、
宿題は「やらされている感じ」でイヤだったな。

だから、宿題以外の曲集を片っ端から取り出して
最初から最後まで弾いたり、
即興演奏で遊んでいたんだよな。


あまり決められた練習しない子どもだったけど、
ピアノを弾かないワケではなかった。

ピアノと遊びたかったんです。


宿題を出すことで、子どもが自ら学ぶ力を
制限させているのではないかと
気付かされたのです。


ピアノレッスンでは、
「宿題は出さなくてはいけない」という固定概念があり、
「練習はしなくてはいけない」という固定概念がある。

私を含め指導者にも、保護者の方々にもあります。


でも宿題をなくすことで、
私の指導方針の基本である
「音楽的な自立」
に一歩近づけるという確信があります。


と、いうワケで早速

ピアノの宿題を無くします。
好きなだけ存分に
学んできて下さ〜い。

でもこれは、よーく保護者の方々とお話しをして
ご理解とご協力をお願いしないといけないですね。


「学ぶ」ということの基本に立ち返って
新しい方式で進んでいきます。


美香先生、気づきをありがとうございました♬

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