こんにちは。
東京都立川市さかもとみゆき音楽教室です。

那須にある藤城清治美術館へ行きました。

地元に住む大切な友人に連れて行ってもらったのですが、ここがもう最高に素晴らしかったです。


重厚な門構えの入り口をくぐり、森の中の小道を通ると、ネコやカエルのオブジェがお出迎えしてくれます。


美術館の入り口は、ネコにゃん。
ネコ好きにはたまりません。

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藤城清治さんは、現在92歳。
ご病気をされましたが、創作活動を再開するためにリハビリをしていらっしゃるそうです。

これまで藤城さんの影絵作品を見ることがあっても、
メルヘンチックな素敵な絵だなとしか思わなかったのですが、その作品に込められた祈りや想いを知ってから見ると、深く胸に迫ってくるものがありました。


震災後の福島のガレキの上の笛を吹く小人。

原爆ドームの上の折り鶴。


悲惨な光景を決して悲惨なままにして作品に残すのではなく、そこに人間が生きようとする力と希望を見出し絵筆を取っているように思いました。


どの作品からも感じるものは「命の輝きと未来」


初期のモノクロの影絵から、徐々にカラフルな影絵になっていくのを順に見ていき、宇宙の中に漂うような心地よさを味わいました。


大きな作品の上下左右に鏡が貼ってあり、下にはさざ波。
どこを向いても永遠に続く色と光と影の世界は、まるで万華鏡の中に入ったようでした。


生徒さんたちにも、作品をぜひ味わいに行って欲しいです。
子どもたちの柔らかな感性に深く響くことでしょう。


皆さんに見てもらえるように、教室に飾る絵を一枚買いました。

カフェの椅子も小人!

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