ワンマン前に仙台の街中を右往左往したことは後で書くとして。
今回の来仙目的はMiD DERACINE のワンマンです。「別冊リスクノオト11'8月号 」のインタビューを読んで頂けると嬉しいのですが、軽く解説。
震災があって、バンドを育ててくれたMACANAが壊れてしまって、混沌とした時間の中で書きあげた想いをCDにして、それを届ける為のワンマンライブでした。
2011.08.10 Drop
「WORLD'S END BENEVOLENCE E.P.」
M-1.LULLABY FOR THE IMPURITIES IN BEAUTIFUL WORLD.
M-2.JUDAS
M-3.SERENDIPITY
M-4.AN OVERTURE TO EACH FUTURE
4曲目の「AN OVERTURE TO EACH FUTURE」が、震災後に歌詞を書いた曲で、このタイトルは、このロゴに由来します。
9月9日という日にちを選んだのは、6月6日をさかさまにしたもの。
去年は6月6日に特別なCDをリリースしたけれど、今年は震災の混乱で何もできなかったから。なんで6月6日なのか…については、ほら、「6」の連続って色々連想させるでしょう?
9月9日限定商品が3点発売されました。どれもデラシネのセンスが光るデザイン。フォトセットの中身は見せられないけど、デラシネの「今」の感性を凝縮したもの、だと思う。あ、クローゼットチャイルド横浜店
のブログでチラ見できるかも。
この日の仙台パークスクエアは初のヴィジュアル系バンド出演ということで、ライブハウススタッフ全員が黒系の服&メイクで仕事をしてくれるという受入れ体制。しかも店長自らがDJとなり、90年代~現代までの名曲をプレイ。ドリンクを片手にファンや関係者が開演を待ちます。
会場が暗くなり、静寂の中、メンバーが登場。
一般的なライブのようにワーキャー騒がず、音が奏でられるのを待つお客様方。
写メだけど、ココから音を感じて頂戴な。
セットリストはこちら 。
ライブ後はライブハウスのスタッフさん&デラシネメンバーで記念撮影。
「TRUE END」というタイトルだったけど、これからが本当の始まりなんだと思う。
色んな意味でこれからなんだ。
仙台の音楽シーンは、これから生まれ変わるんだ。
強く強く生まれ変わるには、たくさんの人の力と想いが必要で。
日本人らしい、東北人らしい、一歩引いた奥ゆかしさで、心の中で応援するのではなくて、
堂々と、大声で、「私、このバンドが好き!」って声に出して、行動に出してほしいなと思う。
みんなで意志確認できるくらいに、「私はこのバンドを応援してますよ」って。「私も応援してますよ」って。
メンバーにも、他の人たちにも分かるように、堂々としていてほしいな。
メンバーだってやっぱり、目に見えた方が嬉しいし、心強いと思う。
次に自分の好きなバンドのライブを見るときは、いつもより一歩近づいてみたらどうだろう。
「一歩、前へ」
「心の内の情熱は外へ」
3.11以前と違って、今はそういうのを伝え合っていかないと、こういう大切な場所を継続していけなくなるから。
この場所を守る為に、今までよりほんのちょっとだけ、頑張ろう。