奇貨居くべし
嫁の悩みはまつ毛の少なさと、おなか周りのぽっこり。
日々「ダイエットだ!」といいながら、毎朝スムージーを飲んでいます。
朝晩は「まつ毛の為よ!」と、まつ毛美容液でお手入れ。
まぁ、何したって結局毎日の食生活と適度な運動がベターでしょ・・・。
今はやりのキングダムという漫画。ご存知でしょうか?
連載10年を超えた、ここ最近の漫画では大ヒットの部類ではないでしょうか?
秦の始皇帝の時代を舞台とし、のちの将軍李信を主人公とした歴史漫画。
そして、その秦の国の宰相に君臨するのが呂不韋という歴史上の人物。
漫画ではどちらかというと敵対する勢力のボスとして描かれていますが、
実際の呂不韋は果たしてどういう人物だったのでしょう。
表題の奇貨居くべしはその呂不韋を主人公とした歴史小説。
第五巻まである相当な量の小説です。
歴史上の人物が多く登場する中、作者の描く呂不韋像がなかなか面白い。
一介の商人が大帝国秦の宰相にいかようにして上り詰め、
そして、どんな国づくりを思い描き死んでいったのか。
史記から読み取れないそれぞれの感情や背景を
どちらの作品も違う目線で思い思いに描いています。
漫画のほうがいかにも少年誌という目線でわかりやすくぐっとくる人も多いかもしれません。
今回表題にした奇貨居くべしはメジャーな小説なのかどうかも私はわかりません。
が、まだ読んでいる途中ではありますが、第二巻を読み終え、
率直に人の思いと、思考、またその教えを強く感じる作品だと思いました。
相手を深く観察しながらも、その人の本質へと迫る呂不韋。
また、生きるうえでのものの考え方や進め方、人生とはどう生きるべきか。
そんな人の本質的な部分に迫ろうとする呂不韋を描きながらも、
この本は自分にとって最も大切にすべきことや、
人と関わるうえでのもっとも大切な本質的な何かを伝えようとしているのかもしれません。
文章は私にはやや難しい言い回しで、読むのに少し時間がかかっていますが、
時折考え込む呂不韋の心情を描く場面では、本当に考えさせられる作品です。
仕事とダイエット
30超えたら利息で飯を食え!
初めまして。41歳の四人家族の男性、ぐらんです。
私は地方のしがない高校を卒業し、いわゆる4流の大学に入学したものの、母親の借金が原因で大学費用を払うことができず、中退することになりました。その後4年ほどフリーターをし、いつかお金持ちになってやるんだと意気込む生活を8年。気が付けば30歳になっていました。
その間、転職した回数は10回以上。もちろんお金に余裕などあるわけなく、嫁と子供には貧乏な生活させていました。まぁ、貧乏といっても人並みの生活はできていたかもしれません。サラリーマンしてましたから、給料は家族四人で手取り25万ぐらい。嫁がパートにも出てましたから、合わせると35万程度の家計の収入はありました。
でも、若いころ思い描いていた生活とはかけ離れているわけです。
このころだったか、ドラゴン桜って漫画がドラマ化された気がします。
三田紀房さん原作の漫画です。型破りな先生ですが、一言一言に意味があり、またビジネスに直結することが多かった気がします。同じ原作者の漫画で「エンジェルバンク」という漫画もありました。ドラゴン桜の続編という形で描かれているこの漫画は、転職を題材とした社会人向けの漫画です。
実は私の企業のきっかけになった漫画でもあります。
漫画の中には何かとうならせる文言が登場します。
その中に次のような言葉があります。
30過ぎたら利息で飯を食え
簡単にいうと20代までにどんなことをやり、どんな人に会い、どんな環境を作り上げることができたか。そして、30代からはそれらをしっかりと運用し、自分の人生にレバレッジを効かせられるようになることが重要だということ。
漫画は随分前に読んだので、内容はあまり覚えていないのですが、上の言葉は突き刺さったのを覚えています。
20代前半はふらふらしていましたが、それなりに仕事をしてはいました。転職が多かった理由としては夢見がちで給料に満足できなかったことが多く、仕事はそこそここなしていたと思います。20代後半は人材派遣の業界に身を置く形となり、その業界でもそれなりに楽しく仕事をしながら役職をいただくまでにはなっていました。
30を超え、もうちょっと何かしてみたい。もうちょっと自分でどうにかしたい。
そう考えたときにいろいろなものを見たり聞いたりもしました。
ラーメン屋のFC,コンビニエンスFC,学習塾のFC,アフィリエイトなどなど・・・。
アフィリエイトは少しやりながらも数万円程度の収入は得られるようになりましたが、とても生活できるレベルでもなくどうしようか迷っていました。そしたらまたエンゼルバンクの名言がよぎります。
成功の反対は失敗ではない。挑戦しないことだ。
なるほど。それは自分の派遣業界の人脈とノウハウとをフル活用し、挑戦しろということか。
そして、2009年4月に退職し、6月に会社を設立することになりました。