自分では克服したつもりがまだまだコンプレックスだらけです

 

 

ある日、姉が心屋仁之助さんの本を私に勧めてきたので「こういうの読むのはしんどい読んでも。変わらん」と突き返しました

 

「読みたくない。読むのしんどい。別に大丈夫。と思う時が絶対に読まなあかんタイミングやで。この本に正解が書いてるから避けるねん。私は可愛くないって悲劇のヒロインぶるのはもうやめて。とりあえず読め。」

 

と強制的に渡されました。

 

その本を部屋に置いたまま何日も放置

 

家ですれ違うたびに読んだ?と聞かれ

 

ついに1ページ目に目を通す

 

そこから手が止まらなくなり

 

一瞬で読破

 

気になるページをもう一度読み

 

号泣

 

 

何やこの本は!こんな考え方でいいの?!

 

 

と目から鱗でした

 

 

私の固まった脳みそを

 

ガリガリ…ゴリゴリ…

 

と削られていくような感覚でした

4年後の24歳

家族と出掛ける時はある程度好きな服を着れるようになりました

好きな服、可愛い服を着てハッピーなはずなのに

本当にいいの?周りに笑われてない?

あいつ似合ってね~って思われてる?

と不安がずっと付きまといました

なので友達と会う時はジーパンとTシャツ

だってその方が馴染めるから…

 

また姉と飲んでいるときに

「せっかく可愛い服着てるのになんか不細工」

と言われました。とっさに

「やっぱりこれ可愛すぎるし似合ってないよな」と苦笑い

 

「そうじゃなくて、

似合ってると思って着てないやろ?

この服着てる私チョー可愛いって思ってる?」

 

そんなん思えるわけないやん

だって可愛くないもん

 

「ちょっとさ、お願いがあるんやけど

[私は可愛い][私はなんでも似合う]

って声に出して言うてみて」

 

何変なこと言うてんの笑

 

「いいから、声に出して言ってみて」

 

言うだけやで?といざ声に出すと

 

私は・・・

 

の先がどうしても言えないのです

言うだけなのに言葉が詰まるのです

言うだけなのに声に出せないのです

挙句の果てには

 

私は・・・可愛くないもん

言えるわけないやん

 

と号泣したほどです。

 

あぁー…

生まれた時から植え付けられた

コンプレックスの塊ってこんなに手ごわいんやなぁ

と書きながら痛感してます笑

そう言えば昔から私はロックテイスト・アジアテイストな服ばかり着ていました。

 

だって色黒でお尻と胸が大きくてフィリピン人とのハーフなんだもん。可愛いワンピースなんて似あうわけないもん。

そう思いながらずっと生きてきました。

 

 

まず最初に人生の転機が訪れたのは20歳の誕生日

姉と二人で飲んでいたら、

「もっと可愛い服着たら?」とふいに言うのです。

 

私が可愛い服?え、そんな事が許されるの?

姉の言葉に私の胸はざわつきました

 

でもすぐに、

「いや、別に可愛い服好きちゃうし」

「ってかそもそも似合わんやろw」

と笑ってごまかしました

 

しかし姉は見抜いてたようで

「ほんまはこんな服が着たいんやろ?」

と紙に可愛い洋服の絵を描き始めたのです。

そして紙に描かれた可愛い服を見て

私は涙が止まりませんでした。

心のそこから私が求めていた服なのです。

26歳 女性 フィリピン×日本 165㎝ 62㌔ ちょいぽちゃ

高卒 派遣社員 正社員歴無し 彼氏なし

ビール大好き 嵐大好き レアル大好き ドライブ大好き

 

周りの友達は大卒で正社員

「今ダイエット中なの」

「あの人とどうなった?」

「出会いないの?」

「合コン誘って」

「工場勤務はなしでしょ」

「ちょっと聞いて~彼氏がさ~」

「あいつ占いにハマったらしいよ」

「自己啓発本読むやつヤバくない?」

「結婚式の準備が大変すぎる~」

いつもそんな話題が飛び交うなか「そうなんだ」「大変だね」と、みんなの話題に取り残されまいと必死でした。彼氏がいた時はやっとみんなの話題に入れるし報告出来ると喜んだほどです。

 

私の頭の中はいつも

 

ジャニヲタは隠さなきゃ!

(聴く音楽はミスチルとかコブクロの方がいいよね)

 

とにかく正社員にならなきゃ!

(工場よりもOLの方が響きがいいから事務系探そう)

 

とにかく彼氏を作らなきゃ!

(工場勤務、飲食店、トラックはイメージが悪いからダメ)

 

とにかく痩せなきゃ!

(色白でとにかく細くないと女の子じゃない)

 

 

こんな事を考えていて

 

【コンプレックス×プライド】

 

最悪のコンビネーションでガッチガチに固まってました。

 

自分はなんてダメなんだって毎日落ち込んでました

 

 

そんな私が

 

私は私!こんな人生もありじゃない?

 

と思えるようになるまでの話をしていきます

 

ちなみにまだ完全に吹っ切れたわけではないですw