その翌日、宅急便で、Sさんから小さな小包が届けられました。
中に入っていたのは、小型犬用の首輪とリードです。
ダリンに買っていただいたのは、ピンクのかわいい首輪やけど、Sさんが送ってきたのは、無機質でメタリックなものでした。
理沙は2人の男の人の飼い猫さんになってしまいました。
ダリンも理沙のことを、もう独占しようとはあんまり思ってないみたいやし。。。
Sさんは理沙が二股状態なのを、むしろ楽しんでるみたいやし。。。
でも、理沙ってダリンにとってもただのセフレなんやろか。。。
それは悲しすぎる。理沙はダリンこと大好きやし。。。
理沙は一人の男の人に独占されるのはムリやけど、でも、やっぱり大好きな人には大事にして欲しい。こんなキモチって矛盾してるんかな。。。
どうしたらいいんやろ。。。
いろんなことを考えるけど、答えはもちろん出るわけもなくて。。。
でも、そんなことを悶々と考えている間にも、いろんな男の人からデートのお誘いのメールはひっきりなしにやってきて、
悩んでいても何の解決にもならないし、こうなったら、ぱぁ~っと遊んだろっ。
というわけで、以前、バイトしていたお店にお客さんで来ていたYさんと、Yさんのお友達のFさんと会うことになりました。
Yさんは理沙が夏にバイトしてたお店の常連のお客さんで、
理沙のこと、「かわいい、かわいい」ってゆってくれて、
「理沙ちゃんみたいな子とエッチできたら、もう死んでもいい」なんて、調子のいいことばっかりゆうから、理沙もちょっと嬉しくなって、
「もう、うそばっかゆってる」
「うそちゃうわ。ほんまや」
そして、
「援助でもいいわ」ってゆわれたので、理沙も冗談で「じゃあ、10まんえ~ん」ってゆったら、
Yさんは急に真顔になって、
「ほんとに10万円でいいなら、お願いしたい」
って話になってしまって、
それで、ひょんなことから援助の関係になってしまったのでした。
Yさんはすごく優しくて面白くて、デートの間じゅう理沙は笑いっぱなし。とっても楽しいエッチでした。
そういうのは1回だけだろうなって理沙は思ってたのですが、Yさんはホントに理沙のことを気に入ってくれて。。。
でも、10万ってゆうのは30歳そこそこのサラリーマンさんには重荷みたいで、「連れとシェアして5万ずつってダメ?」みたいな、思いっきり情けないメールが来て。。。(・Θ・;)
「もう、そうゆうのやめましょうよ」
って理沙は返事返してたんだけど、Yさんは会って食事だけでもってメールを何度もくれて、
それで、食事だけでもってことで、YさんとFさんのお二人に会うことになりました。