ワガママに育ちそう、という不安。 | ★子育てに自信のないお母さん応援日記★

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保育士の目線から語る、お母さん達応援日記!
少しでも、心のモヤモヤが晴れてくれたら、いいな。

私のお伝えする子育て情報の多くは、

子どもに寄り添い
子どもの意見に耳を傾け
子どもの意見を尊重する


これが基本です


これって、すごく耳障りの良い響きですよね

とっても、キレイな表現だなぁと思います。

そして、ほとんどもママさんも「そうしたい!」と思って子育てしていらっしゃると思います

ほとんどの保育士も、同じでしょう







だけど、これって言い換えると・・・


子どもに寄り添い→子どもの言いなり?
子どもの意見を聞き→ワガママの増長?
子どもの意見を尊重→さらに、ワガママ全開に?


こうなってしまわないか、不安なお母さんも多いのではないでしょうか?





”どこまで”子どもに寄り添うの?
”どこまで”子どもの意見を聞くの?
”どこまで”子どもの意見を尊重したら良いの?



その境界線が分からず、悩まれているお母さんは多いですよね




私は、その境界線となる目安が3つあると思います。


1つは「人の迷惑にならないところまで。」


もうひとつは「健康を損なわないところまで。」


そして最後に「お母さんが出来るところまで。」


ですきらきら!!





一つ目の「人の迷惑にならないところまで。」というのは・・・



例えば、公共の場所などでのマナー違反で、明らかに「迷惑になる」場合がありますよね汗


・レストランで走り回る→ほこりが舞う。落ち着いて食事できないetc
・電車で走り回る→キケン。周りもキケン。


こんな場合は、やはり子どもの意見に従うのみでは、いけませんよね。

子どもが「走りたいの!」というから、「じゃあ、どうぞ」では無責任です。



ただ、私はこんな場合でも

寄り添う、意見を聞く、意見を尊重する

ことはできると思っています好




やみくもに「だめ!」「やめなさい!」ではなく、

子どもが遊びたい気持ちに寄り添う。→言葉で「遊びたかったよね」と伝えるだけでも十分!

意見を聞く→「なんで遊びたいの?」

意見を尊重する→「じゃあ、ご飯のあとに走れるように公園に行こう」



こんな風に、子どもの意見を「そのまま」聞くのではなく、形を変えて提案することで尊重してあげるのも良いと思いますきらきら!!


このとき、「なぜ、ここで走ってはいけないのか」ということもしっかり伝えたいですよね






2つ目の「健康を損なわないところまで。」は

・歯磨きイヤ!
・ご飯食べない!
・お風呂はいりたくない!


こんな場合ですね・・・。

これは、そのまま「じゃあいいよ♪」で済ませると、健康を損なう可能性が・・!

それは、やっぱり子どものためにならないと思います汗


でも、ここは工夫次第ですよねラブ


お風呂だったら、お気に入りのおもちゃを持ち込んだり心
歯磨きは、バイキン探しゲームで「あ、バイキン見つけた!よーし、バイキン退治だ!」みたいに楽しくするとか心
ご飯は、この記事も参考に、1品だけでも大好物を出すとか心



それでも、どうしても子どもが「いや」と言うときは・・・。

どうして、しなければいけないのか理由を説明して、無理にでもやっていいと思います。
(怒るのは、できるだけやめましょうね。)

だって、歯磨きをイヤと言えばやらなくていい、と子どもが思ったら、どんどんしなくなりますもんね。

やっぱり、健康だけは、気をつけてあげたいところですね。








そして、最後の「お母さんが出来るところまで。」ですが・・・。



例えば、「今日はハンバーグが食べたい♪」と言われたとします。

普通、「よし、じゃあ作ろう!」となりますよね



でも、それが、もうご飯を既に作り始めていた場合はどうでしょう?

さらに、材料がなかったらどうでしょう?




もう作り始めてるのに、今更買いに行ってまで、子どもの意見を聞くことが出来ますか?




ほとんどのお母さんが「できない」と思います。



そんなときは、「できない」ということを伝えて下さい
無理に、買出しに行ってまで子どもの意見だけ聞く必要はないのですきらきら!!

ただし、しっかり理由も説明してくださいね


そして、できれば「明日はハンバーグにしよう?」など、子どもの意見をどこかに取り入れてあげてください(*^ー^)ノ








ここで、子どもに感じて欲しいのは

「自分だけではなく、周りの人の意見も存在するということ」です好


ワガママというのは、これが考えられていないのですよね汗
(もちろん、小さいうちは考えられないことが普通です!)

これは、小さいうちはワガママで良いのですが、大人になってもワガママは困りますよね苦笑


だから、周りの意見が、自分の意見と違うこともあるんだよ、ということは小さいうちから伝えていいと思いますきらきら!!


ただ、まだ理解できなくて、当然。
「自分の意見だけ聞いてよ!」が普通だと認識しておいてください心


そして、お母さんが無理しない範囲で、子どもの要望に沿ってあげることは、ワガママを育てることにはなりません。


そうやって「受け入れてくれること」で、心を発達させていけるからです好



ただ、お母さんが「無理をしてまで」子どもの要望に沿う必要はないと思います。

そんなときは、「お母さんにも意見があること」を伝えれば良いのです




実は。

色々なことを受け入れてくれるお母さんに対しては、「これはやめようね」と理由を添えて伝えると、やめてくれることが多いですきらきら!!

逆に、いつも「やめなさい」「だめ」ばっかりなお母さんに対しては、言うことを聞かなくなることが多いです汗


子どもに、ワガママに育って欲しくない気持ちが先行して、色々と制限を多くすると、返ってワガママになっているのですね汗汗





お母さんの「できること」は、たくさんたくさん受け入れてあげてください。

その中で「できないこと」は、伝えていくことが大切だと私は思います。