こんにちは
クリスマス特集で
今年の絵本紹介は終わろうかと思っていたのですが
最後に2016年の干支が出てくる絵本をご紹介します
年末年始によかったら読んでみてくださいね
サルと言えば孫悟空
もちろん中国の伝奇小説『西遊記』の主人公のことですが
日本の子どもは『DRAGON BALL』の主人公のほうが
もしかしたらすぐに思い浮かんじゃうかもしれないですね・・
(ちなみに私は『DRAGON BALL』大好きです)
『西遊記』そのものを扱った絵本ではないのですが
中国の子どもたちのヒーローである
孫悟空を主人公にしたとても素敵な物語ですよ
『悟空、やっぱりきみがすき!』
作: 向 華 (シャン ホワ)
絵: 馬 玉 (マア ユイ)
訳: 施 桂栄 (シ ケイエイ)
本屋さんでたまたま見つけて
「中国の絵本なんて珍しい!読んでみたい!」と思い
購入しました
三蔵法師も猪八戒も沙悟浄も出てこず
なんと天竺にも向かいません
如意棒や頭の金の輪(緊箍児)はあるけれど
孫悟空は学校に通う普通の子どもという設定です
最近学校でみんなに遊んでもらえず悩む悟空。
強すぎる、度胸がありすぎる、如意棒で脅かしてくる・・・
みんなから遊んでもらえない理由を聞かされても
まったく悪気のない彼にはピンときません。
どこか人のいないところへ行ってしまいたくなり
月へ行ってみるとなんとウサギのヘイヘイが住んでいました。
おとなしくていい子のヘイヘイは
いい子になればみんなに好かれる、とアドバイスします。
悟空が自分の力と度胸と引き換えにいい子パワーをほしいと言うと
ヘイヘイは、如意棒もほしい、と答えます。
悟空にとって一番大切な宝物である如意棒。
彼は悩んだ末に・・・
というお話です
友だちと大事な宝物・・悟空は一体どちらを選ぶのでしょう
そして悟空とヘイヘイはこの後どうなるのでしょうか
続きは絵本で
物語の中のヒーローというのは
自分の暮らす現実世界からは遠く離れたところにいると
感じてしまうような存在で
たとえば物語の中に大事な教訓があっても
現実感を持って読者に届かない場合があります
子どもの場合、物語が自分とはまるで関係のない
ただの物語で終わることも多いかもしれません・・
しかしそのヒーローを普通の子ども
つまり読者ととても近い存在にして
身近なテーマを語らせているところが
この絵本の非常によいところです
君にとって友だちってどういう存在だろう
友だちと仲良くなりたいなら友だちの気持ちになってみてね、と
大好きなヒーローから言われたら
どんな子どもの心にもきっと強く響くはずです
中国の子どもたちにとって
孫悟空とはそういう特別な力を持った
絶対的ヒーローなんだと思います
客観的に自分を見ることのきっかけになる絵本です
2013年この絵本はCCBF中国上海国際童書展<金風車>
ベスト児童書賞“ベスト国際絵本賞”を受賞しました
アニメ会社で活躍するプロの脚本家から
童話や絵本の世界に入ってきた向華の文章は
視点がとても斬新だと思います
2008年“中国の最も美しい本”に選出された馬玉の絵は
全体的にダイナミックな構図で
キャラクターがなんとも躍動的で目を奪われます
最初と最後で悟空や友だちの表情がまったく違うところに
注目してみてください
2015年も残りわずかですね・・
とりあえず年賀状は全部出したし大掃除もあとちょっとだけど
私はまだあんまり2015年が終わるという実感がないです・・
昨日ミスドで福袋¥1080を買いました
新年を迎える準備がんばります・・
皆さま2015年もどうもありがとうございました
去年よりもたくさんの方に
ブログを見ていただくことができ本当に嬉しかったです
来年も今年の反省を生かして
もっといいブログになるよう頑張ります
ではちょっと早いですが、よいお年を~
クリスマス特集で
今年の絵本紹介は終わろうかと思っていたのですが
最後に2016年の干支が出てくる絵本をご紹介します
年末年始によかったら読んでみてくださいね
サルと言えば孫悟空
もちろん中国の伝奇小説『西遊記』の主人公のことですが
日本の子どもは『DRAGON BALL』の主人公のほうが
もしかしたらすぐに思い浮かんじゃうかもしれないですね・・
(ちなみに私は『DRAGON BALL』大好きです)
『西遊記』そのものを扱った絵本ではないのですが
中国の子どもたちのヒーローである
孫悟空を主人公にしたとても素敵な物語ですよ
『悟空、やっぱりきみがすき!』
作: 向 華 (シャン ホワ)
絵: 馬 玉 (マア ユイ)
訳: 施 桂栄 (シ ケイエイ)
本屋さんでたまたま見つけて
「中国の絵本なんて珍しい!読んでみたい!」と思い
購入しました
三蔵法師も猪八戒も沙悟浄も出てこず
なんと天竺にも向かいません
如意棒や頭の金の輪(緊箍児)はあるけれど
孫悟空は学校に通う普通の子どもという設定です
最近学校でみんなに遊んでもらえず悩む悟空。
強すぎる、度胸がありすぎる、如意棒で脅かしてくる・・・
みんなから遊んでもらえない理由を聞かされても
まったく悪気のない彼にはピンときません。
どこか人のいないところへ行ってしまいたくなり
月へ行ってみるとなんとウサギのヘイヘイが住んでいました。
おとなしくていい子のヘイヘイは
いい子になればみんなに好かれる、とアドバイスします。
悟空が自分の力と度胸と引き換えにいい子パワーをほしいと言うと
ヘイヘイは、如意棒もほしい、と答えます。
悟空にとって一番大切な宝物である如意棒。
彼は悩んだ末に・・・
というお話です
友だちと大事な宝物・・悟空は一体どちらを選ぶのでしょう
そして悟空とヘイヘイはこの後どうなるのでしょうか
続きは絵本で
物語の中のヒーローというのは
自分の暮らす現実世界からは遠く離れたところにいると
感じてしまうような存在で
たとえば物語の中に大事な教訓があっても
現実感を持って読者に届かない場合があります
子どもの場合、物語が自分とはまるで関係のない
ただの物語で終わることも多いかもしれません・・
しかしそのヒーローを普通の子ども
つまり読者ととても近い存在にして
身近なテーマを語らせているところが
この絵本の非常によいところです
君にとって友だちってどういう存在だろう
友だちと仲良くなりたいなら友だちの気持ちになってみてね、と
大好きなヒーローから言われたら
どんな子どもの心にもきっと強く響くはずです
中国の子どもたちにとって
孫悟空とはそういう特別な力を持った
絶対的ヒーローなんだと思います
客観的に自分を見ることのきっかけになる絵本です
2013年この絵本はCCBF中国上海国際童書展<金風車>
ベスト児童書賞“ベスト国際絵本賞”を受賞しました
アニメ会社で活躍するプロの脚本家から
童話や絵本の世界に入ってきた向華の文章は
視点がとても斬新だと思います
2008年“中国の最も美しい本”に選出された馬玉の絵は
全体的にダイナミックな構図で
キャラクターがなんとも躍動的で目を奪われます
最初と最後で悟空や友だちの表情がまったく違うところに
注目してみてください
2015年も残りわずかですね・・
とりあえず年賀状は全部出したし大掃除もあとちょっとだけど
私はまだあんまり2015年が終わるという実感がないです・・
昨日ミスドで福袋¥1080を買いました
新年を迎える準備がんばります・・
皆さま2015年もどうもありがとうございました
去年よりもたくさんの方に
ブログを見ていただくことができ本当に嬉しかったです
来年も今年の反省を生かして
もっといいブログになるよう頑張ります
ではちょっと早いですが、よいお年を~