- 物語を紡ぎ出す作業とはどんなものなのか。物語を書くことのできない読者にとっては
実に興味のあることだ。また、どんな経緯で小説家、いや作家を志し、
それがどんな形で成功し世に出ることとなったのか。
本書は、俳優であり、「パネルクイズアタック25」の名司会としても知られる児玉清氏が、
現代の人気作家25人と対談し、創作の秘密を解き明かすものである。
芸能界きっての読書家として知られる児玉氏の、的確かつ丁寧な質問に、
作家たちも思わず本音をのぞかせていく。
東野圭吾さん「大人の鼻をあかしたかったら、本を読もう」、
桜庭一樹さん「悪意も苦悩も人生の本当を書きたい」、
北方謙三さん「人の心を揺さぶってこそエンターテインメント」、
山本兼一さん「仕事に誇りを持っている人を書きたい」、
宮部みゆきさん「物語は人間に必要なもの」など、児玉氏が引き出した作家たちの
珠玉の言葉を味わえる一冊。 - 児玉清の「あの作家に会いたい」/児玉 清
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
本好きの人たちの語りを聞くのは、いいですよねぇ
25人もの方との対談集
これがまた、私の好きな作家さんたちオンパレード
万城目さん、しをんさん、東野さん、桜庭さん、有川さん、角田さん、等々
どの方も、子どもの頃のホントのエピソードや
ご家庭に本が身近だったか、
なぜ作家になったのか
どういう風に描いているのか
なんていうのを、児玉さんが、本当に丁寧に聞いていらっしゃる感じが
伝わってくる対談です
本当に残念なのが、人数が多いゆえか
おひとりのボリュームが少ないこと
もっともっと読みたかった
児玉さんの本を愛する、そして作家さんを大切にする
そんな気持ちが、とっても伝わってくるように思える
素敵な対談集でした
もっともっと伝えていただきたかったです