月曜日担当
野球専門トレーナーの菅井です。
今日は“投球障害に対する介入のポイント~accelerationに必要な評価~”についてお話していきます。
投球障害に対する評価やトレーニングとして、以前も上げましたが、ゼロポジション類似肢位から棘下筋に対するトレーニングがあります。
それと同様に、肩甲下筋の出力評価(内旋筋)も重要と考えます。
臨床では、late cockingもしくはlate cocking ~accelerationにかけて肩関節後方に痛みを訴える場合があります。
肩甲骨の内転制限や、肩甲骨機能不全など、肩甲胸郭関節に問題のある場合が多いと思いますが、GHの不安定性が問題になる場合もあります。
上記のphaseでは、肩甲上腕関節が内旋位から外旋に移行し加速していくphaseになります。そのときに、肩甲下筋(内旋筋)の遠心性収縮が働かないと後方でのインピンジメントを引き起こすと考えられます。動作では腕が後方に残るように肩関節が水平外転してしまいます。
評価としては、座位もしくは立位で肩関節90外転位、肘関節90°屈曲位、前腕回外位から外旋方向にゆっくり抵抗を加えます。この時、GHの安定性があればOKです。
しかし、ブレたり止まれなかったり、大胸筋に過剰な収縮がみられた場合は注意が必要です。この場合、肩甲下筋の遠心性収縮が出来ていない可能性がありますのでさらに評価を進めていく必要があります。
本日も、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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