つい先日、読み進めていた「伏 贋作・里見八犬伝」読み終わりました!
読み始めて、早々に思ったのはやはり映画とはかなり違うな、ということです。
確かに浜路ちゃん視点で語られているのですが、回想めいたものが多く、映画のように浜路ちゃんと信乃の関係にそわそわしたり、というものはあまりなかったように思います。
あるとすれば、物語終盤、猟師である浜路が伏である信乃を追い詰めるあたりですかね。
映画では浜路ちゃんが女の子らしく変わった、というのを可愛らしい着物や表情、髪を下した姿などで表現されていましたが、原作のほうでは、命の危機にさらされ、死の恐怖に泣く14歳の女の子として表現されています。女の子らしさというよりは、普段は強がり、大人びたことを言っていてもまだ子供なんだということが強調されていました。
物語の構成は、浜路ちゃんが江戸に来て、兄と共に伏狩りをしていくうちに曲亭馬琴の息子である滝沢冥土と出会い、伏の先祖と言われている伏姫と八房の生い立ちを知ることになります。そののち、伏である信乃ともいよいよ対峙することになるのですが、ひょんなことで江戸に広がる地下道に落ちてしまったのです。そこで、浜路ちゃんは江戸にいた他の伏との思い出を信乃から聞き、ますます繋がりたい、と思うようになりました。他の連中に狩られてしまうのは嫌だと…。しかし、最終的には逃してしまいますが、上方へ逃げた信乃を追いかける旅に出る決意をするところで、物語は終っています。
終盤では、伏の運命に憂う信乃の心の内が垣間見え、けれども銃を構える浜路に複雑な心境を抱きました。
もしかしたら、原作ではまだ信乃に抱く恋心に気づいていない段階なのかもしれませんね。
わたしの勝手な解釈ですが。
長編ではありますが、さくさく読めるので個人的には好きな本です。
映画の脚本を担当してらしゃった大河内さんは、この物語は内容が詰め込まれていて、どのようなストーリーにもできる、と最後の解説で述べてらっしゃいました。その中でも王道のラブロマンスを選ばれたようです。私的にはとても嬉しいです←
続けて私事ですが、結局DVDとファンブックを買ってしまいました←
ファンブックには浜路と信乃の手紙が載っていましたが………とにかく信乃は浜路が大好きで仕方ないんですね、ってことがよく伝わりました!
最後ぐだぐだになってしまいましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
今回の絵は、Twitterにも挙げた色鉛筆画です。信乃かっこいいですねっ!
読み始めて、早々に思ったのはやはり映画とはかなり違うな、ということです。
確かに浜路ちゃん視点で語られているのですが、回想めいたものが多く、映画のように浜路ちゃんと信乃の関係にそわそわしたり、というものはあまりなかったように思います。
あるとすれば、物語終盤、猟師である浜路が伏である信乃を追い詰めるあたりですかね。
映画では浜路ちゃんが女の子らしく変わった、というのを可愛らしい着物や表情、髪を下した姿などで表現されていましたが、原作のほうでは、命の危機にさらされ、死の恐怖に泣く14歳の女の子として表現されています。女の子らしさというよりは、普段は強がり、大人びたことを言っていてもまだ子供なんだということが強調されていました。
物語の構成は、浜路ちゃんが江戸に来て、兄と共に伏狩りをしていくうちに曲亭馬琴の息子である滝沢冥土と出会い、伏の先祖と言われている伏姫と八房の生い立ちを知ることになります。そののち、伏である信乃ともいよいよ対峙することになるのですが、ひょんなことで江戸に広がる地下道に落ちてしまったのです。そこで、浜路ちゃんは江戸にいた他の伏との思い出を信乃から聞き、ますます繋がりたい、と思うようになりました。他の連中に狩られてしまうのは嫌だと…。しかし、最終的には逃してしまいますが、上方へ逃げた信乃を追いかける旅に出る決意をするところで、物語は終っています。
終盤では、伏の運命に憂う信乃の心の内が垣間見え、けれども銃を構える浜路に複雑な心境を抱きました。
もしかしたら、原作ではまだ信乃に抱く恋心に気づいていない段階なのかもしれませんね。
わたしの勝手な解釈ですが。
長編ではありますが、さくさく読めるので個人的には好きな本です。
映画の脚本を担当してらしゃった大河内さんは、この物語は内容が詰め込まれていて、どのようなストーリーにもできる、と最後の解説で述べてらっしゃいました。その中でも王道のラブロマンスを選ばれたようです。私的にはとても嬉しいです←
続けて私事ですが、結局DVDとファンブックを買ってしまいました←
ファンブックには浜路と信乃の手紙が載っていましたが………とにかく信乃は浜路が大好きで仕方ないんですね、ってことがよく伝わりました!
最後ぐだぐだになってしまいましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
今回の絵は、Twitterにも挙げた色鉛筆画です。信乃かっこいいですねっ!