心タンポナーデ | 母の大腸がんステージⅣ お気楽闘病記

母の大腸がんステージⅣ お気楽闘病記

2011年11月 母が62才で大腸がんステージⅣと診断されました。今さらながらぼちぼち記録していきたいと思います。
ざっくりとした記録なので闘病の方の参考にはならないかもです^_^;

ここ最近、母は少し動いただけで息が苦しいと言っていました。私は肺転移の悪化で胸水が溜まってきているのではないかと思っていました。
そして今日、朝娘を幼稚園へ送って家に帰ったら母から電話が鳴り「苦しくて眠れなかった。血圧も低い。病院に連れて行って」と。急いで車で実家まで40分。しかし実家から母の病院までは3分。こんな時は近くて良かった!
主治医の外来日ではないため、少し待ちましたが違う先生に診てもらえました。とにかく息が苦しいと訴えた母。その場で血中酸素を測定してくれましたが、とりあえず呼吸で酸素は取り込めているとのこと。そのまま血液検査とレントゲンへ。
1時間ほど待たされた後呼ばれ、血液検査は特に異常なし。
問題はレントゲン結果。先生はスチバーガの副作用で間質性肺炎を疑っていたようですが、結果は心嚢液の増加による心肥大。9月に撮ったCTでも少し心嚢液は確認できていたが、気にする程度ではなかった。しかし徐々に増えてしまったようです。
急を要するとのことで、すぐに救急で循環器科へ回してくださり、そこから心電図、心エコー、腹部エコー、など様々な検査を受けて循環器の先生に呼ばれました。つまり、肺転移のがんが心膜へ浸潤し心嚢液が貯留。心臓が収縮できなくなり、血液が循環しなくなっているため、血圧低下、呼吸困難な状態に陥っている。(心タンポナーデというらしい)このままだと命に関わる。至急心臓へ針を刺し水を抜きドレーンを装着して入院で様子を見るとのこと。部分麻酔による処置のため、同意書を書きすぐに手術室へ。
この時点ですでに2時半。幼稚園には電話で4時まで延長保育をお願いしていたが車で40分かかるため、母の処置中に娘を迎えに行き、そのまま実家で入院の荷物を持ち、また病院へ戻った時には処置は終わり病室へ移されていました。
その後、循環器の先生の説明によれば心嚢液は約800ml抜いた。ドレーンへはそんなに漏れてこないので、このまま出てこなければすぐにドレーンは外し週明けには退院となるとのこと。
母は肺の悪化じゃなかった。水を抜けば助かったと思っているのでそのまま良かったね。と言っておきましたが、家族への説明で肺転移からの症状でほぼ間違いないため、今後も貯まる可能性はある。何度も抜くのは難しい処置になる。予後はあまり良くないと言われました。
スチバーガの次に果たして主治医が抗がん剤を決めてくれるのか、このまま諦められてしまうのか、退院してからが勝負です!
まだまだ諦めたくありません!