偽100ドル札に気をつけて! | RioTube

偽100ドル札に気をつけて!

お店で買い物する際50ドル札や100ドル札を出すと透かしをチェックしたり、検査ペンでチェックしたり、専用のマシンに通したりと色々な簡易検査を受けると思います。
もしくは50ドル札や100ドル札を受け取り拒否してる店も多くあります。

お客さん側は疑われてる的な嫌な印象を受けるかもしれませんが、別にあなたを怪しんでいるとかではなく一般のお客さんが知らないうちに偽札を入手してしまっている可能性があるので、お店側もリスクを回避する為のマニュアルの1つとして理解してください。

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昔2件隣にピンクベリーがあった頃、ピンクベリーが2回も偽100ドル札を受け取ってしまっていて、銀行に没収されオーナー&マネージャーがとても悔しそうにしてました。
(彼らはその後50&100ドル札は受け取らない事に)

その時にその偽札のコピーを銀行がピンクベリーに渡していて、注意点など指導したようでその紙をピンクベリーにも見せてもらったし、僕らも銀行から注意するよう直接言われました。

その時の偽札は5ドル札を100ドル札に塗り替えてあるという物で、見栄えは100ドル札、でも透かしを見ると100ドル札のフランクリンではなく5ドル札のリンカーン(もしくは5)であるという。
だからベースは本物のお金なので検査ペンのチェックに引っかからないという物でした。

だからちゃんとペン検査と透かしチェック両方を必ず行うよう指導されました。

僕らはそれまでも一応ざっとチェックしてましたがこれ以降必ず両方のチェックを徹底するようにしました。そしてウチでは一度も偽札を受け取る事は今まで一度もありませんでした。
というか断るほどの怪しいお札を貰った事自体1度もなかったんです。

そして先々週、

暇な時間に白人男性客が1人で入店。

初めて客にしては割と簡単にパッパッとオーダーを決め、10ドル位の合計、で100ドル札。

凄く気になったのがやたら無駄話をしてくる。なんか一生懸命僕の気を逸らそうとしてるかのように。

先に透かしをチェックすると透かしが無い!

ペン検査をすっ飛ばし、「ゴメンこれは受け取れない」と言うと「oh...」と気まずそうに後ずさりするように小走りでいなくなった!
んーこれは怪しい。

そしてその翌週、

黒人男性1人で来店。

もう入ってきた途端おかしい。

必至に何かをカモフラージュするかのようにやたらデカい声で話してくる。

そして何の迷いも無くたまたま目に入ったルースリーフの煎茶(お茶っ葉)を2つくれと。
失礼ながらこの黒人男性が煎茶を知ってるとも、お茶の淹れ方を知ってるとも思えない。

トータル17ドル。で100ドル札。

でやたら急かす。
ウチの店に入ってくる前に歩いてた黒人女性を追い越して入ってきたようで、彼がウチの店に来店後すぐにその黒人女性がウチの店を通り過ぎる。
その際お互いに軽く「hey」的な事を交わしてる。
で「早くしろよ!彼女の電話番号ゲット出来なかったらお前のせいだぞ!」とか言って。

でも僕はそんなしょうもないやり取り全く関係ないし、この必至の気逸らし作戦がなんか居心地悪く気になって仕方なかった。
で、100ドル札を触った瞬間やけに柔らかくて変な質感。
この時はペン検査を先に。完全なNGではないけどいつもより色が濃く出た。「あれ、怪しいな」と思いつつ透かしを見ると...
ベンジャミンの顔が逆向きやーん!
なんだこれ。こんなの見た事無い。

そして気逸らし作戦真っ最中の彼に「これは受け取れない」というと「なんで?」。
「ペン検査も透かしもおかしいから」というと、
持っていた財布(この100ドル札が入っていた)をしまい、
「カードでも払える?」
「払えるよ」といいながらも
数枚のカードや他のお札が見えていたそのお財布をしまう理由が見当たらずもう完全に黒と判断。

「じゃ今カード持ってくるから」と店を出て行こうとしたので
「はいはい」と思いながら煎茶を棚に戻していると「戻すなよ!今すぐ持ってくるから!」と。
「へぇ」みたいな。
もちろんその後彼は戻ってこず。

財布を丸々持ってるのに支払い方法がその1枚の100ドル札だけという意味不明感。
カードも数枚入ってるのに使えなくて、使えるカードは車の中という謎感。

購入アイテムを煎茶2つにしたのは安すぎる買い物で100ドル札はさすがに嫌がられるし怪しまれるかもしれないと思ったのだろう。

2週連続でこんなん来たのでちょっとビックリしました。
けど両方とも自分が対応して良かった。

二人とも
必至に気を逸らそうとする無駄話
支払い方法が100ドル札しか無いという点(他の札やカードは??)

と札の怪しさ以外にも共通点があったし良い勉強になりました。
すぐにスタッフ全員にこの話をシェアし、注意を呼びかけました。

例えば僕がどこかで100ドル札出してなんかしらの検査後に拒否されたら、「え!」と驚くものの、すぐに別の支払い方を差し出す(カードとか)。
多くの人がそうだと思いますが、この行為の裏には“偽札で払おうとしてたんじゃないよ”という疑われたくない心理が働き、より当たり前のように他の支払い法ですぐに解決したくなるもの。

それがなく支払いを諦めるのはまず怪しいと見ていいでしょう。

この二人に関しては偽札である事を知ってて使おうとしてた風でしたが、上にも書いたように知らないうちに手にしてしまっている人も多くいると思います。

日本では1万円札チェックしたりしない...ですよね確か?

アメリカに来てお札を検査されたら驚かずこういう事情がある事ご理解ください。

そしてアメリカでお店をしてる方々もくれぐれもご注意ください。

ちなみに古いお札、新しいお札などによって色々透かしが違っている物があるので予め確認しておく事をお勧めします。

今日も最後までお付き合いありがとうございます。

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