((○(^▽^)○)) 時間ですよぉ~
朝6時 開店 の保険屋 「りんろうしゃ」です
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■本日の記事です。
保険業界という業界は、非常に特異な業界と考えられます。
競争しているのか、競争を放棄しているのか?
加入を勧めているのか、制度を厳格に運営するのか?
お金を持っているのか、持っていないのか?
一般の方には、非常にわかり難い業態であると思います。
一言で申しますと、コンビニエンスストア業界に、
法的な裏づけを与え、
行政が諸規制によってコントロールを施しながら、
国が後ろ盾になった組合組織によって守られている状態
とでも比喩すれば、少しはご理解されやすいかも知れません。
先日、セブンイレブンで賞味期限間近のおむすびを、
値引きして販売するか否かという議論がありました。
一度見たら驚くそうです・・・。
ポリバケツに無造作に廃棄されたお弁当とおむすびの山・・・。
(^_^;)
しかし、お店ごとに値引き販売や独自商品、
店作りなどを許してしまうとこれまで作り上げてきたしくみが、
一気に崩れることにもなってしまいます。
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■コンビニエンスストアは、経済的な動機付けによ
って、自然発生的に個々の企業毎に、商品・サー
ビスに大きな違いのない「コンビニ」という生活
必需品が形成されたように考えております。
これに対して、保険業界は、国の社会保障の補完
として、法律や規制で守ることで、会社は異なっ
ても、商品やサービス等は、ほとんど同じ内容と
いうような状態にあると考えられます
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消費者は、定価販売という高いコストを支払う代わりに、
狭い商圏内に、何店舗もの店が点在すると言う便利さを
享受してしています。
また、24時間開いていることによって、
地域の治安維持にも役立っていたり、
金融決済サービス、郵便や宅急便サービスなど、
最近では、一部行政サービス等についても取り扱ってはどうか
という議論があるほどに生活に密着しており、
便利さだけではなく、一部分は、社会資本としての役割を
担っていると考えられます。
オーナーは、一部失敗して問題化していたり、
フランチャイジー間の過当競争によって、
利益率が下がってきているとは申せ
総じて、一定率の利益を確保していると考られますし、
本部は、一時に比べ成長率は鈍化したものの、
一定の利益水準を維持しているように考えられます。
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■コンビニエンスストアは、定価販売を前提に考え
られた業態で、自らの事業の本質に関わるところ
で、価格維持を命題にしているように見えます。
保険業界は、社会保障の延長という命題に応える
ために、露骨な明文化はされておりませんが、法
律で、行き過ぎた価格競争を禁止していると考え
られます。
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この状態で、おむすび、お弁当を皮切りに、各店舗ごとに
価格競争が始まり、店舗のあり方、商品構成などにある程度
自由度を持たせてしまった場合、
消費者は、価格というメリットを享受するかわりに、
社会資本としての性質を一部放棄せざるを得なくなり、
オーナーは、自ら考え、自らリスクを積極的にとりに行く
経営手法に180度転換することを余儀なくされ、
本部は、公然と不採算店を切り捨て、その業態までも大転換
することとなるように思うのです。
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■経済的原理のみを追求するあまり、食品を安易に
廃棄する行為を、そのままにしておくということ
が良いことではないのですが、それを補う対策が
値引きと言うことも、また違うのだと思います。
問題は、本部とオーナーで解決できるところにあ
って、内部処理すべき内容なのですが、利害関係
の調整がままならず、外部からの圧力によって、
一気に混乱する可能性を秘めているように考えて
おります。
現在まで順調に発展してきた業態です。何が大切
かということを、内部でしっかり話して、より良
い方向に向かわれることを願っております。
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そして保険業界ですが、特に生命保険業界においては、
ある意味損害保険の業界よりも、姿勢を正す必要が大きいと
思っております。
それは、保険期間が長いことから、お客さまから頂く保険料は、
全て利益ではなく、場合によって9割くらいが、
預かり金という名の借り入れだという事実です。
下記は、最大手である日本生命の決算書です。
http://www.nissay.co.jp/okofficial/kaisya/gyouseki/pdf/kesan20_1.pdf
P.10の負債のうち、「うち責任準備金」40兆8,801億円と
ありますのが、毎月、毎年お支払い頂くお客さまの保険料のうち、
将来の保険料に充当するための預かり金ということになります。
P.6の一般企業の売上高にあたる経常収益のうち、
「保険料等収入」5兆367億円とありますが、これが、毎月、毎年
お支払い頂くお客さまの保険料のうち、
本年の保険料にあたる部分です。
この責任準備金の9割までを、生命保険保護機構で
保障をしております。
生命保険保護機構でお金が足りなくなったとき、
過去の破綻はそうでしたが、業界と国で、幾ら出すかを相談して
保障をしてきました。
鋭い方はもうお分かりだと思いますが、この状態は、
同業他社を過当競争によって追い討ちすると、
巡り巡って、自社の経営を圧迫する要因となり、
自社の契約者にそのツケをまわす行為になるという
悩ましい構図になっているのです。
あくまで私見ですが、ネット上で某社が、保険の原価を公表し
価格の安さを強調して販売しているのを見ました。
まさに、コンビニのおむすびの状態です。
まして、プロが選ぶ人気の保険というようなキャッチもあって、
本物のプロではないなぁ~とおもいつつ、
本当に悲しい気持ちになってしまいます・・・。
かつて、同じ行為を行った会社が数社ありましたが、
数年で退場し、今は競合他社に買収されております。
顧客を惑わすような競争ではなく、本当の意味で
健全な競争とは何か・・・
自分たちのあるべき姿は何か・・・
自分たちの使命は何か・・・
外部を巻き込まないで、内部で、その倫理的観点から
問題を解決する強い強い意思が必要なのだと思うのです。
先日、とある書籍で、狩猟の発想が戦争という概念を生み
戦争を起こしたのではなく、安定拡大の農耕こそが、
戦争を生み、戦争を起こすようになったという説を読みました。
狩猟は、自分たちに必要以上に捕らないとか、
相手があることなので、容易に捕れない・・・。
そして、狩猟領域を広げても、
大きなインセンティブはないけれども、
農耕は、領地を広げれば広げるほど、リターンが増す・・・、
つまり、100の土地を2倍にすれば200になるわけで、
その欲こそが、戦争の始まりではないかという説でした。
日本の昔話の多くは、過分な欲得を諌めるものが多く
もしかしたら、農耕のそんな本質的なことを
古代から理解し、教訓として残したのではなどと、
3000年の古に思いを馳せたのでした・・・・。
■本日の藤原大士先生です。
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藤原大士の一日一言
第259話 日本人の感性
http://www.soseinippon.jp/
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「桐一葉 散って天下の 秋を知る」
日本人の感性の良さである。
また、「一事が万事」とも言う。
一つのことですべての事を推し量れる素晴らしさも持っているのだ。
また「以心伝心」と言って、言葉で言わなくても、
互いの心のうちが通じ合えたのだ。あれこれ言わずとも、
社長の思いが社員全体に通じているだろうか。
古のような素晴らしい日本人に蘇りたいものである。
********** Copyright (C) **********
【感じたこと】
長女が、小学校二年生のときに読んだ句で、
学校の掲示板に貼られたものです。
何とも悲哀のある句に、思わず噴出しました。
ステテコ姿で、瓶ビールに枝豆、
うちわで扇ぎながら、テレビで巨人戦が流れていれば、
昭和の一般家庭のイメージでしょうか・・・。
一本でないところが、何とも言えないほのぼのさで・・・。
親ばかです・・・。
未だに、ちょっと車を走らせると、
川で泳げる自然の中で育ちました。
季節を感じるなどという言葉は不要でした。
経済的に恵まれていたとは、とても申せませんが、
本当に心豊かに、おおらかに育ててもらったように思います。
10月の末といいますと、そろそろ新米の季節・・・。
銀色に輝くごはんが、こんもり盛られたお茶碗に味噌汁
たまりません・・・。
さて、以心伝心・・・。
ロシアの故エリツィン大統領が来日した際、
スピーチで、「イシンデンシィン」
と笑いをとるところが、誰も気づかなかったと言う映像を
鮮明に思い出します・・・。
日ソ不可侵条約の破棄・シベリア抑留・北方領土
その後の冷戦・・・。
など、いろいろとあり過ぎましたので、
当然だったのかも知れませんが・・・。
昨今の、不感症具合を省みますと、
そんな映像がそのままリアルな今の日本のようにも思えます。
いろいろなことに襟を正しさなければと感じております。
自分を育ててくれた多くの恩師に、
例え僅かでも報いることができるように、
そんなことを心に留めながら、日々精進したいと思ったのでした。
◆藤原大士先生◆
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◆大志塾とは・・・。
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大志塾とは、社長の「胆力」を鍛える日本で唯一の私塾である。
主 宰:藤原大士先生 名誉顧問:中條高徳先生
経営者の資質とは、「統率力」「決断力」「先見性」の三つである。
大将と参謀の違いを考えて欲しい。
大将にあって、参謀にないもの
それは、まさにこの三点ではないだろうか。
「統率力」・「決断力」・「先見性」 三つの資質の源を、
「胆力」という言葉で表し、
「胆力」を鍛える塾。 それが、大志塾である。
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