お客様は常に正しい。これは仕事をしていて、いつも感じることです。

 

 おうちの奥様からほぼ白のペンキで屋根を塗ることを指示されて、「えっそんな真っ白に近い色で屋根を塗るの?」と思っても、お客様のいうとおり塗ってみるととても華があってきれいだったりします。

 また、おうちのご主人様から、「この暗い緑色がいい」と指定されて「いや、これは緑といっても、ほとんど灰色じゃないかな」と思っても、いざぬってみると、味わいがあって雰囲気があったりします。

 「えっこんな派手な黄色で壁をぬるの?」と思っても、お客様のいうとおりに塗ってみると、袋小路の一番奥の家なので、今まで存在感のなかったおうちが華やかになったりします。

 

 お客様は専門知識も経験もありません。ただ、直感的に何が良くて何が悪いかを感じる能力があるのです。逆に専門知識も経験もあるはずのプロの提案がお客様から見るとイマイチだったりするのです。

 

 工事に関しては、主役はお客様で、私達は脇役です。脇役としてしっかりお客様の望みどおりの工事をしないといけません