東照宮本殿の行方 | 青森の鉛筆

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青海林檎です青林檎

状況が二転三転している、弘前市の東照宮についてですが、移築はせず、現地で保存することが決まったようです。

ただし、敷地の一部を東京の不動産会社が所持していて、しかも社務殿などをすでに取り壊しているので、まだまだ混乱しそうです

東照宮本殿、現在地保存の方針(東奥日報 より)弘前市標

弘前市の葛西憲之市長は10日、定例記者会見で、宗教法人・東照宮(弘前市笹森町)の破産手続きに伴い、市が無償譲渡を受ける方針を示した国重要文化財の本殿について、移築ではなく現在地での保存を目指すことを優先する考えを明らかにした。市は神社敷地内の土地を所有する東京の不動産会社・パーレックから、本殿が立つ土地と参道部分を無償で譲り受けたい考えだったが、同社に断られたため、有償での取得も視野に入れる。一方で、本殿への通路を確保するため、近接する市有地の活用を検討する方針も示した。

市は9月末、破産管財人から打診を受けていた本殿の無償譲渡を受け入れる方針を正式に表明。市側はこれまで、本殿に向かう参道部分などを所有者の同社から無償で取得できなければ、本殿を移築する可能性も示唆してきた。

10日の会見で葛西市長は、参道に当たる土地の分割譲渡や無償での譲渡について同社に断られたことを明かした上で、「土地の有償(での取得)を視野に入れて、本殿を現地で保存、公開する方策を模索しないといけない」と述べた。

市文化財保護課によると、現在地での保存を優先するのは、長年市民に東照宮がある場所として認知されていることや、立地場所には歴史的背景があること、移築よりも費用が抑えられることを考慮した。

一方、葛西市長は本殿に向かう土地を確保するため、東照宮に近接する弓道場や児童公園の市有地を有効に活用する可能性にも言及した。市有地の活用について、葛西市長は「アイデアとして十分考えられる。公園から本殿に入るとか。ただ、その場合でも(披露宴会場部分の土地を)分割で譲渡してもらわないといけない。どうすれば折り合えるかが大事なので、案を提示させてもらいたい」と語った。

10日現在、東照宮の敷地内では、同社が所有する建物の解体工事を進めており、既に社務所や住宅などが取り壊されている。

 順次、披露宴会場、拝殿も解体して、さら地にした後、売却することを検討しているという。

 葛西市長は、同社との土地取得交渉、文化庁との補助制度の活用に関する協議が整った段階で、東照宮本殿の利活用について、市民の意見を聞く-としている。(本文より)

どうせ売るなら、更地にする前に売ってほしいのですがね

というか、更地にしたとて、売れる可能性はかなり低い気がするので(笹森町は市街地中心部からかなり離れてますし)、そのままにして市に売った方が、はるかにお金になると思うのですが

国の重文に指定されてる本殿すら取り壊そうとしてるので、ちょっと神経を疑いますね。

なにゆえ、東北の端っこの弘前に、日光東照宮の分社ともいうべき東照宮があるのか、歴史的な経緯を調べると、実に生々しいので面白いのですが弘前市標

弘前の東照宮の生々しい経緯はこちら

せめて本殿だけでも、市が確保してほしいものです

参考サイト下矢印

東照宮本殿、現在地保存の方針(東奥日報 より)弘前市標