- 4ページミステリー (双葉文庫)/双葉社
- ¥580
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こんなにしっかりしたアイディアを
原稿用紙五枚ぽっちにしちゃうなんてもったいない!
と内外から言われ続ける、『小説推理』の名物連載「2000字ミステリー」。
でも、短いからこその、この面白さ!?
5年も続く当連載をギュッとまとめたこの1冊で、ぜひともお確かめを。
オール4ページ、全部で60本!
冒頭の「最後のメッセージ」は
本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジーにも収録された上作。
これはオイシイ!!
――――― 裏表紙より
個人的評価 : ★★★★☆
本当に全部4ページ×60本、というのにまずびっくり。
タイトルを見ただけ(裏表紙の説明を読む前)の時点で
「4ページ」というのは「短い」ということの例え、くらいに思っていたら。
個人的には蒼井さんは短い方が好きなようだ。
長編や連作短編集ではあまり乗り切れないことが多かったんだけど。
苦味だとか毒っ気だとか悪意だとかが描かれてるものが多い(印象だ)けど、
何せ1編あたり4ページと短いこともあって、
サラッとサラッと、あっという間に読み終わっちゃう。
正直なところ、「ん、どういうこと?」
のまま終わってしまったものもあったんだけど。
ボールに顔を書く話とか。
これが一番分からなかった。
どういうことだったんだろうか……。