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やっぱり地球は青かった!!
落ちこぼれのオレと引きこもりのアイツが今年、
町工場発宇宙行きの手づくり衛星を飛ばします。
え、マジで?
うん、マジマジ!
『1985年の奇跡』の著者が贈る本邦初の理系青春小説
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
4つ寄りの3つ。
「理系青春小説」で衛星だなんて
もっととっつきにくい(難しい)ものかと
いくらかは覚悟しながら読んでみたんだけど、
思ったほどの小難しさはなくサラッとサラッと。
何せ「オレ」がそもそも衛星だの何だのについて
ほとんどわかっていないものだから、
専門的なやり取りやら理論が出てくるわけでもなし、ということで。
登場人物たちがそれぞれ癖の強い面々。
主役であるはずの「落ちこぼれのオレ」も嫌いじゃないんだけど、
周りのインパクトが強すぎて。
大先生だとか翔さんだとか、
実際に付き合っていくにはとても面倒くさそうだけど。
そういう面々が好き勝手に、
でも何だかんだ言いながら同じ目標に向かって突っ走る(突き進む)ので
読んでる間は面白く読めた。
けど、後々特に語っておきたいことはないか……?