『TVJ』 五十嵐貴久 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

TVJ/五十嵐 貴久
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25階建ての威容を誇るお台場のツインタワー

「ニュー・ミレニアム・ビル」に拠を構える
民放・テレビジャパンが、銃火器で武装した集団にジャックされた。
人質となった局員の命をかけて、警察と犯人の緊迫した交渉が続く中、
経理部員の高井由紀子は偶然の巡り合わせから、

一人だけ犯人による拘束を免れる。
30歳の大台を前に、

切望していた華燭の典の目処が立ったばかりの由紀子だったが、
肝心の婚約者は人質の中に―。
愛する婚約者を奪還せんと、

ヒロインの「ダイ・ハード」ばりの活躍が始まる。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★☆☆

4つ寄り。


わりと面白かった。
テレビ局の占拠、犯人による生中継での要求、高層ビル爆破と
派手な要素が色々ある割りにサラッとあっさりだったけど。


見所(ポイント)は何たって由紀子か。
他に「これ!」というポイントがなかった、という気も少々するんだけど。


重武装集団、警察(交渉人)の存在感がどうにも軽くて。
犯人側は訓練・統制された上に改良された爆弾まで持っているし、
交渉人は水へのこだわりなんてものまで触れられているのに、
どうもイマイチ決まりきらないというか。


由紀子の奮闘と活躍を楽しむものだと思って読めば、

そのあたりはまぁいいか。
それにしたって機転も判断力も勇気も、
とてもじゃないけど普通の会社員だとは思えないけど。