- 硝子の葦/桜木 紫乃
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引金は、夫の事故。
仮面に走った亀裂から溢れ出す、心の暗黒――
愛と憎しみは、相殺できるの?
母の愛人だった男が、私の夫。
愛なんて、最初からなかったはずなのに。
意識を失ったままの男。
漆黒の骨にしかなれなかった女。
狂い出した日常――
怪物たちが覚醒する。
死ぬって、格好悪いこと?
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
私の好みではなかったのかな……。
最初から最後まで好きになることも引き込まれることもなく。
ポジティブな、いい印象の言葉が浮かんでこない。
気持ち悪さ、薄気味悪さ、薄ら寒さ……。
読んでいて感じたのも、読み終わって残ったのも。
主だった登場人物のほとんどがそうなんだよな……。
節子も律子も倫子も澤木も、まゆみでさえも。