- SOSの猿/伊坂 幸太郎
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ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、
一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。
そして、斉天大聖・孫悟空―救いの物語をつくるのは、彼ら。
――――― 「BOOK」データベースより
この物語が、誰かを救う。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
感想書くのが難しい……。
「面白い」「好き」なポイントは複数ある。
悪魔祓いを頼まれた二郎だとか原因を調査する五十嵐だとか、
コンビニ前で歌う雁子だとか、二郎の母だとか、
ロレンツォだとか神父だとか。
そういう人たちの言うこと、考え方、会話は面白かった。
そんな「面白い」がたくさんあるのに、
物語全体でとなると素直に「好き」と言い切れないというか。
「好き」「面白い」は色々とあるし、
「ここが嫌い」「気に喰わない」というのがはっきりとあるわけじゃない。
なんだけど……。
それこそ二郎の言うところの「もやもや」な感じで。
1冊全て通しての感想として一番しっくり来るのは「もやもや」だな。