- 時は静かに戦慄く/木宮 条太郎
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児童相談所の所長・山野は、
増え続ける児童虐待の報告に頭を抱えていた。
その増え方は、明らかに異常だ。
児童虐待で始まった違和感は、刑事事件へと発展し、
京都の町は瞬く間に無差別殺人によるパニックに陥った。
だが、無差別に見えた殺人には、
実はある一つの「法則」が隠れていた―。
人類進化の最終形態を、戦慄すべきヴィジョンで提示した、
恐るべき予言の書。
第6回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。
――――― 「BOOK」データベースより
個人的評価 : ★★★☆☆
入り口、設定は面白くて引き付けられた。
保護するのに手が回らないくらいの異常な増え方をする虐待、
続く家庭内での残虐な殺人事件、
街中で起こる殺人とパニック。
という辺りまでは。
そのパニックをもたらしたものも、
「大満足」「納得」とまでは言わないけど、まぁいいか。
帯の文句からなんとなく想像出来ちゃって、
実際その予想と遠からずではあったんだけど。
ただ後半からラスト、どうにも失速した感じがしたのは何故だろう。
パニックが、混乱具合が高まるにつれ、
反比例的に盛り上がりは落ち着いちゃった感じが。