『月の裏側』 恩田陸 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

月の裏側/恩田 陸
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恐怖と面白さのデッドヒート。
恩田ホラーの最高傑作!
<人間もどき>に、そっくり盗まれた水郷の街。
無力な人間が、最後に縋った戦慄の絆とは?

郷愁、恐怖、最後に待つ感動。
文学作品や映画の舞台として名高い九州の水郷都市・箭納倉。
ここで一年に三件の失踪事件が相次いだ。
消えたのは、いずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、
不思議なことに三人とも、じきにひょっこり戻ってきたのだ、
失踪中の記憶を喪失したっま。
まさか宇宙人による誘拐か?
新興宗教による洗脳か?
それとも……。
事件に興味を持った元大学教授・協一郎と娘の藍子、
それに教え子の音楽プロデューサー・多聞は、
<人間もどき>の存在に気づいた……。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


読み始めてしばらくはとても期待してた。
描かれる街の雰囲気や空気が好きだと思えたから。
何となく背中がゾワゾワするような不気味さというか。
いつの間にかぐいぐい引き込まれる。


けど、最後まで読んでの感想となるとひっくり返る。
「好き」どころか「イマイチ」になってしまうんだよな……。
どうも心地が悪いというかすわりが悪いというか。


この不思議な気持ち悪さなりモヤモヤ感も、
<人間もどき>によるものだと思えばアリなのか……。