『哀哭者の爆弾』 鳴海章 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

哀哭者の爆弾/鳴海章
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サクラ銃殺隊、再召集。
排除対象、「ワーキングプア」テロ集団。

「狼の血」が流れる巨編――

衣・食・住より大事なものは携帯電話。
ネットカフェを住処とし、

携帯で探す日雇い仕事で糊口を凌ぐ若者たち……
現代社会の病巣の一端を表わす「ワーキングプア」。
将来どころか、目先の生活にも希望が持てない彼らは
「愛国者」ならぬ「哀哭者」であった。
そんな哀哭者たちを誘導し、破壊工作員に仕立て上げて
国家転覆を狙う組織が出現した。
右翼団体、暴力団に自衛隊まで絡んでの大胆なテロ騒動に対し、
解散したはずの公安警察特殊部隊、

通称「サクラ銃殺隊」の面々が秘密裏に招集された。
メンバーの一員として左遷先の北海道警から

警視庁に呼び戻された仁王頭勇斗。
凶弾に倒れた僚友への想いを胸に、

放つ銃弾が切り裂くは正か邪か。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆

多少4つに寄る3つ。


帯の文句から期待したほどでもなかったような……。
進むにつれてペースも魅力もだんだんダウンしていく感じ。


銃殺隊にしても国家転覆を狙う組織にしても
どうにも中途半端というか微妙というか。


特に組織の内容が明らかになるにつれて、
どんどん惹かれなくなっていくという不思議。


『狼の血』を読んでれば多少違ったのかな……。
中で何度か触れられてた大事件はそちらに描かれてるんだろうか。