- 月と蟹/道尾 秀介
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「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」
「叶えてくれると思うで。何でも」
やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、
ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。
やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、
不穏なハサミを振り上げる―
やさしくも哀しい祈りが胸を衝く、
俊英の最新長篇小説。
――――― 「BOOK」データベースより
個人的評価 : ★★★☆☆
何だか背中がゾワゾワする感じ。
上手く言えないんだけど、
何だか心地の悪い感じというか。
それは主に子どもたちからくるものだと思うんだけど。
そもそも「ヤドカミ様」がどうも好きになれなくて。
昆虫や小さな生物にちょっかいをかける、
というのは子どもにはよくあることかもしれないけど
子どもがよくある“ちょっかい”にしては
少々度が過ぎるというか。
それがまず何だか気持ち悪くて。
子どもたちが抱えるものというのも
子どもなりの悩みなりとしては分かる。
けど、それと「ヤドカミ様」へ繋がりというのがどうも。
感想として何をどう言えばいいのか少々悩む。
とにかく“ゾワゾワ”。